新宿御苑の通りからほんの少し入った雑居ビル。
この狭い階段の向こう側に素敵な時間への入り口があるとは、通りがかりの誰が想像するでしょうか。
フレンチレストラン「セラヴィーナガノ」さん。
ランチコースは、1365円。
すでにディナーの看板も出ています。
その理由は、最後の最後にご理解いただけることでしょう。
その日、予約の電話をした時点で、カウンターしか空いていないとのこと。
フレンチレストランのカウンター席・・・?
私の中ではイメージが湧きませんでしたが、実際お店に入ってみると、その空間はまるでシェフの心臓の中のようです。
フレンチのそういうこぢんまりしたお店、私は好きです~♪
ランチタイムの贅沢な乾杯!
絶対にこのタイミングでワインを頼まないと、とても勿体ないと私は思います。
途中、4席あるテーブルのひとつが空くと、そちらの席を用意してくれました。
その日のミニスープは、温かいスープ「サツマイモのスープ」か冷製スープ「ひよこ豆のスープ」から選べます。
前菜は4つの中から選べ、プレートにミニスープが乗ってきます。
チョイスした「冷たいひよこ豆のスープ」は、濃厚かつ甘味があり、とても舌触が良かったです。
写真は「穴子とツブ貝 野菜のテリーヌ ドライトマトソース」
相方の一皿、この色鮮やかな美しさと、いろんな食材の個性がギュッと詰まったテリーヌの上質な味のハーモニーは絶妙です。
私のオーダーした一皿は、「ズワイ蟹のプリンとスモークサーモンのムース」でしたが、あまりの美味しさに、我を忘れ、撮影も忘れ、気が付いたら完食してました。
ズワイ蟹のプリンは、つまり蟹のムースです。
私の大好物なのですが、まさかランチで味わえるとは感動しました。
数年ぶりでした。
メインは、「本日の魚(黒鯛)のソテーと浅利とタマゴのココット添え」をチョィス。
ちょっと焼き過ぎ感もありましたが、結構なボリュームです。
ココットのタマゴには浅利のジューシーな旨味が閉じ込められていました。
相方は、+1260円で「仔羊の背肉とフォグラのステーキ」をオーダー。
お肉は新鮮で、甘味もあり、焼き加減も素晴らしく、機械以上です。
写真ではよくわからないと思いますが、お肉は分厚く、ナイスサイズです。
濃厚な赤ワインソースとフォアグラのとろける快感にテンションも上がります。
まさか、この味、この値段にして、これがランチとは・・・オーナーシェフ頑張りすぎでしょう。
ああ、新宿にこのまま住んじゃおうかな~そうしたら土曜日は毎週ここでランチしよう!
などど、想像空間に耽りながら、あついコーヒーを頂いて、幸せな時間を実感したのでした。
この店には、人を癒し、幸せにしてくれる、フレンチシェフがいます。
生きる幸せに感謝!
■セラヴィーナガノ
TEL 03-3350-7610
住所 東京都新宿区2-8-10 ニッシンビル B1F
地下鉄丸ノ内線新宿御苑前駅1番出口から 徒歩3分 新宿御苑前駅から206m
営業時間 ランチ 月~土 12:00~15:00
ディナー 月~土 18:00~23:00
店休日 日