無事に四国遍路に1番さん「霊山寺」に辿り着き、お礼参りをすることができました。
今年、4月28日に霊山寺から21番太龍寺まで歩き遍路しました。
主に徳島では歩き遍路で、宿坊中心の宿泊だったため、他のお遍路さんや先達さんたちとの出会いや、交流の機会が多くあり、皆で乗り越えたような充足感がありました。
2番「極楽寺」宿坊。
12番苦しい「焼山寺」越えの前泊は「旅館 吉野」さん。
13番大日寺への長い道のりの前泊「住友産業保養施設なべいわ荘」。
四国での初めての温泉23番「薬王寺」宿坊。
料理が豪華で感動した26番「金剛頂寺」宿坊。
28番大日寺を最後にして、11日間のお遍路を一旦終了しなければならず、ひとり打ち上げした「高知黒潮ホテル」。
二回目のお遍路は9月16日からの9日間。
主にレンタカーを使い、時間もめいいっぱい使ったから、宿坊に泊るのはいつも食事時間からズレていて、孤独な思いもありました。
37番「岩本寺宿坊」では、お風呂でお遍路さんと1時間くらい、汗を流しながらお話ししました。
58番「仙遊寺宿坊」は、ご住職様と本格的な精進料理が強く強く印象に残りました。
81番白峯寺の近くの「ニューサンピア坂出」では、素晴らしい眺望と温泉で癒されました。
あの日の霊山寺と違うのは、銀杏が落ちていたことです。
最初お訪れた時、癒されるような印象を受けたお寺です。
2回に分け、20日間の四国お遍路は、魅力的なお寺もたくさんあって、感動もたくさんありましたが、決して楽しいものではないと私は感じてきました。
修業というか苦行ともいえるかも知れません。
常に自分の弱さと向き合い、自分自身と戦ってきました。
途中でやめようと思えばできましたが、沢山の方々の善意で何度も助けて頂き、こうしてやっと1番さんにお礼に来ることができました。
助けて頂いた方々のお顔が次々と思い出されて、お礼参りの最後のお勤めを行いながら、涙があふれて止まりませんでした。
四国の皆様、先達様、お遍路様、皆様本当にありがとうございました。
そして、この四国遍路ブログにおつきあい下さった皆様には、心から御礼申し上げます。
これから高野山に詣で、本当の意味で四国遍路の結願となります。
もう少し、おつきあいください。