四国八十八箇所三十七番「岩本寺」。
宿坊から本日の巡礼スタート。
昭和53年全国から公募した本堂の格天井画が見どころ。
不動明王、観世音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来、地蔵菩薩を祀るお寺。
次の38番には足摺岬を目指し、90KMあまりをひた走ります。
着いたよ、四国八十八箇所三十八番「金剛福寺」。
昨年もレンタカーでひとり、このルートを走りましたが、私の運転で約2時間位かかりますね。
走行としては、43番から44番さんへの379ルートに次いで、個人的には2番目に疲労を感じるルートです。
この日は嫌いなルートを2つも越えていかなければならない、約324KMの走行距離となります。
午前の金剛福寺は清々しく、岬の上の楽園という印象を持ちます。
足摺岬の駐車場で子猫が一匹寝そべっているのを発見し近寄ろうとしたその瞬間、観光から戻ってきたおじいさんが怒鳴りながらとっさに杖で子猫を怒突こうとしたのを目撃!
子猫は怯えながら逃げ切ったのを目の当たりにし、私は声が出ない代わりに怒りがこみ上げました。
子猫は何もしていないのにね、軽く諭せば逃げていくものを・・・。
おじいさんの顔がもの凄い形相だった。
とても穢いものを見てしまった、嫌な感じ。
着いたよ、四国八十八箇所三十九番「延光寺」。
「宝医水」と呼ばれる眼病にご利益がある霊水があります。
着いたよ、愛媛入りした四国八十八箇所四十番「観自在寺」。
1番さんの「霊山寺」から一番離れていることから「四国の裏関所」とも呼ばれています。
二度の大火を免れた奇跡の本尊を祀っています。
宿坊があり、素泊まりなら受け入れていただけるようです。
着いたよ、四国八十八箇所四十一番「龍光寺」。
赤い鳥居をくぐり階段をのぼったところに本堂と大師堂があります。
山頂には稲荷明神を祀っています。
納経場で少し神仏分離などのおしゃべりをして過ごしました。
少しだけ細い車道を通るので、麓に車を置きました。
参道の民家さんでお野菜や果物が売られていて、民家さんの方とおしゃべりしてミカンを買いました。
なんかほのぼのとした気分がしました。
着いたよ、四国八十八箇所四十二番「佛木寺」。
このお寺の名前を正確に言える確率は80%以下とのこと。
「ぶつもくじ」と呼びます。
四国霊場としては珍しい茅葺の鐘楼があります。
着いたよ、四国八十八箇所四十三番「明石寺」。
このお寺は「あけいしさん」の名前で親しまれていますが、寺名は「めいせきじ」が正解。
本日のお勤めはこのお寺で終わりです。
駐車場横の売店で、明石寺で飼育している放し飼いの鶏のたまごが販売されていました。
昨年来た時は見かけなかったから、超レアものだと思います。
即購入!
その日の夜、翌朝頂きましたが、卵の味濃厚でしっかりした味わいがありました。
放し飼いのたまごなんて贅沢です、美味でした♪
この後は45番岩屋寺そばの旅館を目指します。
379ルートは道が細く、距離が長くて、運転しててどんどん嫌になってきます。
夕方の闇が迫るとともに野生動物も出てきて、もうどうにでもなれという、ふて腐れているような心持で運転しました。
ちょうど88箇所の半分くらいまで打ったその日は、修業の道場「高知県」より菩提の道場「愛媛県」へと、四国車遍路の距離でいうところの最難関突破となりました。