山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

東寺

2018年11月27日 | 神社・仏閣

京都駅八条口の本店「ecoトリップ」さんでレンタサイクルをお借りし、10分かからずに「東寺」に到着。

駐車場の管理さんから「あの壁側に停めたらええケン」といわれて、自転車だとタダで停められることに、プチ感動♪

山門に戻り糸礼して境内へ。

 

東寺(とうじ)は、京都市南区九条町にある「東寺真言宗」の仏教寺院で真言宗の根本道場であり、真言全体の総本山。

「教王護国寺」(きょうおうごこくじ)とも呼ばれ、山号は「八幡山」。

ご本尊は薬師如来。

寺紋は雲形紋(東寺雲)。

昭和9年(1934年)には国の史跡に指定、平成6年(1994年)12月には「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。

歴史をさかのぼると、8世紀末、平安京の正門にあたる羅城門の東西に「東寺」と「西寺」という2つの寺院の建立が計画されたことがはじまりです。

これら2つの寺院は、それぞれ平安京の左京と右京を守る王城鎮護の寺、さらには東国と西国とを守る国家鎮護の寺という意味合いを持った官立寺院だったそうです。

南北朝時代に成立した、東寺の記録書『東宝記』によれば、延暦15年(796年)建立したともいわれており諸説ありますが、東寺では古くからこの796年を創建の年としているようです。

弘仁4年(823年)に、真言宗の宗祖である空海(弘法大師)は、嵯峨天皇から東寺を給預され、この時から東寺は国家鎮護の寺院であるとともに、真言密教の根本道場となったそうです。

東寺は平安後期には一時期衰退したそうですが、鎌倉時代からは弘法大師信仰の高まりとともに「お大師様の寺」として、皇族から庶民まで広く信仰を集めるようになったそうです。

「食堂~じきどう」~(入場無料)。

ここでご朱印を頂くことができます。

「大師堂」(無料)

改修中の為、プレハブ風の建物内で靴を脱いで、お大師様にお参りすることができます。

大日堂。

 毘沙門堂。

金堂(有料)。

金堂は顕教系の薬師如来を本尊としています。

金堂本尊・薬師如来坐像は凄かったです。

なぜかすごく視線を感じるというか、目が合う感じがするんですよね。

まさかの、本当に信じられないくらいのエネルギーを感じました。

講堂。有料)。

講堂には大日如来を中心とした密教尊が安置すされています。

須弥壇中央には大日如来を中心とする五体の如来像(五仏、五智如来)、向かって右(東方)には金剛波羅密多菩薩を中心とする五体の菩薩像(五大菩薩、五菩薩)、向かって左(西方)には不動明王を中心とした五体の明王像(五大明王)が安置。

また、須弥壇の東西端にはそれぞれ梵天・帝釈天像、須弥壇の四隅には四天王像が安置されて上、全部で21体の彫像が整然と安置され、羯磨曼荼羅(立体曼荼羅)を構成。

これら諸仏は、日本最古の本格的な密教彫像であり、空海没後の承和6年(839年)に開眼供養が行われている(『続日本後紀』)。

全体の構想は空海によるものとされ、21体の仏像のうち、五仏のすべてと五大菩薩の中尊像は室町時代から江戸時代の補作であるが、残りの15体は講堂創建時の像といわれています。

とても古いものがこんなに良い状態で安置され、その仏像をぐるりと四方から眺められるなんてことは、ココでしかない感動でした。

すごかった~、私などが言葉に表現するなんて遥かな世界。

畏敬の気持ちと、感謝というのですか、歴史がこんなにまわって地球の環境も変わってしまっているなか、そこにある続けていることの凄さに、その存在感に、ただただ心がその魅力にとらわれて、時間が流れて行った、って感じでした。

小子坊。

撮影は11月22日。

ピンクのハートの花びらが落ちていて、思わず心がホッコリ♪

紅葉も素敵ですが、10月下旬~12月上旬のライトアップも人気なのだそうです。 

五重塔は国宝。

高さ54.8メートルは木造塔としては日本一の高さで、京都のシンボルともなっている塔。である。誇ります。

天長3年(826年)空海により、創建着手に始まるが、実際の創建は空海没後の9世紀末。

雷火や不審火で4回焼失しているそうで、現在の塔は5代目。

寛永21年(1644年)、徳川家光の寄進で建てられたそうです。

初重内部の壁や柱には両界曼荼羅や真言八祖像を描き、須弥壇には心柱を中心にして金剛界四仏像と八大菩薩像を安置。

真言密教の中心尊であり金剛界五仏の中尊でもある大日如来の像はここにはなく、心柱を大日如来とみなしているそうです。

  

 観智院。(有料)

観智院は東寺のみならず真言宗全体の勧学院と位置づけられ、多くの学僧を輩出しているそうです。

経蔵である金剛蔵には膨大な文書・典籍・聖教類が所蔵されていたが、現在は東寺宝物館に移されているそうです。 

紅葉も綺麗に色づいていました。

 

高野山とは違う魅力を持った東寺。

講堂・金堂は有料でも拝観すべきと感じました。

凄いパワーを感じました。

もっともっと時間をかけて拝観したかったです。

ありがとうございました、そんな気持ちで山門を後にしました。

さあ次は自転車で西国三十三観音巡礼で京都市内を巡ります。