第4番の施福寺さんは、西国三十三の寺院の中でも「屈指の難所」といわれています。
境内には金剛、葛城連峰の展望台もあり、大和葛城山、金剛山、岩湧山などの山並みが一望できるハイキングコースでもあります。
私はレンタカーでお参りしたのですが、後付けナビのため、「槇尾山会館」では出てこず、「満願寺不動尊」と設定してたどり着くことができました。
施福寺までのバスは一日に少しあります。
駐車場までの道のりでは、細い道もほんの少しの箇所だけありましたが、道路の拡張工事が進んでおり、だいぶ走りやすくなっているようです。
私はトイレ利用の為、お寺の駐車場(無料)の手前のハイキングコース用の駐車場に停めました。
財弁天さまを右手に見てスタート♪
ガイド本情報によると、30分山道を上るとのこと。
緩やかな上りがひたすら続きます。
やっと 山門が見えてきました。
施福寺は「せふくじ」と呼びますが、槇尾山にあることから槇尾寺「まきおでら」とも呼ばれています。
三十三の寺院のなかで、何番の何々寺と覚えるのも大変なのですが、二つの呼ばれ方があるのをセットで覚えておくのは難しいですよね。
さらに付け加えて、天台宗の寺院でご本尊は十一面千手千眼観世音菩薩さまです。
5番の葛井寺さんと同じ観世音さまですね。
山門をくぐるとここからなんですよ、急に心拍数があがってきますよ。
足が重い!
またまた石段!
これでもか、って石段なのね。
ん~、もう。
弘法大師堂に着きました。
お線香とお蝋燭を手向けます。
愛染堂。
このお寺は弘法大師が803年の時、この寺に住む奈良大安寺の高僧 勤操を慕って訪れ、剃髪得度したといわれています。
お大師様は唐から帰国すると再びこの寺に逗留したといわれています。
お手水場。
汗をかいた体にひんやり気持ちいいです♪
本堂で納経し、やれやれと一安心です。
納経場の方はその日ひとりでしたが、とてもお優しい方で、ここまで登ってきてよかったなぁ~、と思いました。
「西国1200年事業の記念に御開帳を行っているので、本堂に入ってお参りしませんか?」
と誘われたのですが、次は3番さんの粉河寺まで打ちたいので、残念なことでしたが、やめにしました。
桜の頃だったら綺麗だったでしょうね。
帰り道は下りなのでスイスイ本当に楽なのですが。
シニアの方は顔に苦悶の表情を浮かべて、登っておられました。
なんかこんなにクールに下って、申し訳ないような気持ちもします。
一人の方から「半分くらいまでは来たのかな?これ以上のぼりならあきらめたほうがいいだろうか?」
と聞かれましたが、まだまだ半分以上も上りです。
「休み休みゆっくりで大丈夫ですから、まだ歩けるのならもう少し頑張られてみてもよろしいと思いますけどね」とお答えしました。
皆さん、お寺にたどり着きたい一心なんですよね。
その思いは、とても清らかなお心なんだと思います。
合掌
去年から西国三十三ヶ所巡りをしていて、明日施福寺へお参りに行きます。
車で行きますが、他の方の情報によると駐車場までが分かりづらいと書かれていました。
山咲さんのブログを偶然見つけ、駐車場の場所はもちろん、駐車場から本堂までの写真や紹介文が分かりやすく大変参考になりました。
明日の天気が心配ですが、頑張って歩いてきます。
日記という形で公開していますが、どなたかのお役に立てていることを知り、大変うれしく思います。
施福寺の参道の補足ですが、途中に左側が川になっており、足場が悪い場所があります。
巡礼バスツアーの参加者で足がふらついてしまい、落ちてしまった方もおられると先達さんから聞きましたので、川側の歩行は気をつけて下さい。
汗をかきますのでタオル。
少し重いですけどペットボトルも必要です。
お参りできることって、本当に恵まれていることだと思います。
途中苦しい場所もあるかもしれませんが、お寺に着いたら今までの苦しさも癒えます。
頑張って下さい。
お天気に恵まれ、幸せなお参りとなりますよう、お祈りしています。
合掌