せっかく紅葉真っ盛りの京都に来ているというのに、紅葉ライトアップには全く興味がありませんでした。
ところが宿泊先の南禅寺会館のチェックイン時に、お宿の方から「夕食後はお部屋に戻ってもテレビもないし横になるだけだから、散歩がてら行ってみたら?ライトアップに行った方は並んででも行って良かった、と皆さん言ってますよ。」と。
そうして、夕食会場から最短で行ける「天授院」さんと、大変人気の「永観堂」さんをお勧めされました。
一人旅だから夕食が終わったら、お部屋に戻ってお風呂に入って寝るだけしかないと思ったら、確かに今ここにある時間が勿体ない気がして、ひとり夕食が終わってから、「天授院」さんへ歩きました。
たまたまその日は、結果的にラッキー☆としか言いようがありませんが、ほとんど並んだ感じがせずに拝観受付を済ませることができました。
天授院:秋のライトアップ日程
2018/11/15~11/30
17:30~21:00(20:45受付終了)
拝観料(ライトアップ時)600円
「天授庵」さんは南禅寺の中にある「塔頭」の1つで、枯山水庭園や池泉回遊式庭園を持ち、紅葉時期の美しさを楽しむことが出来る人気の観光スポットでした。
拝観受付を済ませると、皆が心に残る写真を撮ろうと必死でもあります。
ビューポイントには限りがあり、それでも拝観者が絶え間なく次々とやってきて、陣取りに忙しい状況です。
やっと私にも写真撮影のチャンスが訪れました。
息を飲むような美しさでした。
昼間の紅葉は、紅葉している木々ももそうでない木々もすべてありきで、全体の美しさがぼやけてしまうことが多いです。
昼間にたまたまスポット的に太陽の光が差しこんだあたりがとても魅力的な写真に仕上がったりします。
それを逆手にとり、ライトアップで人口の採光を使うことで、魅力的な部分に照明を当てることで、幽玄さを演出しているわけであります。
私の記憶では、これほど本格的なお寺さんのライトアップでは初めてでしたが、夜ならではの人口の採光により、その庭園の美しさを最高に見せる演出はすごい感動でした。
紅葉と庭園とライトアップが一体になり、奥の竹林との遠近感が魅力的です。
屏風も展示されています。
それに興味を持ってシャッターを切る方の姿は見られませんでした。
皆ライトアップ時は、紅葉狙いで拝観されているようです。
たまたま廊下に座る場所が空いたので腰掛けてしばらく過ごしました。
なんて美しいんでしょう♪
凄過ぎます!
背筋に電気が走る様な感動でした!
ふとそんな時にね。
こんな素敵な時間をほんの一瞬でもひとりで過ごすのは勿体なくて、好きな人が隣にいて、一緒にこの美しさを共感できたら良かったのになぁ~、と。
*追記:三連休の中日(11/24)のほぼ同時間は凄まじい行列で、私の歩数で160歩でしたから、寒い中こんなに待ってでも見たいという思いのたけの凄さにただただ愕然としました。
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