山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

福智院 温泉

2017年01月26日 | 温泉

高野山唯一の温泉宿坊「福智院」さんには、男女各2か所の浴場があります。 

弱アルカリ性の温泉。

大浴場「天女」が女子風呂でした。

脱衣所には冷水器も完備。

24時間入浴可能です。

贅沢です♪

高野槙を使った内湯。

露天風呂は岩風呂。

2つ目のお風呂は、こぢんまりした畳風呂でした。

ひとりであれば、こちらのほうが落ち着いて入れました。

 


高野山 福智院宿坊

2017年01月25日 | ホテル・宿

高野山大師協会で写経と受戒の体験を終え、コンビニで飲み物を買って、四国遍路からのリュックサックを預かって頂いた宿泊先の「福智院」さんに着いた時には、夕刻になってしまいました。

福智院さんは、高野山で唯一の温泉(単純アルカリ泉)をもつ宿坊なので、早めに到着するつもりだったのですが・・・。

最後の旅の夜にしょんぼりとした気持ちと、今日の高野山で得た充足感を味わいながら、宿の山門に足を進めると・・・曲がる角に!

あれ!なんと!

まさかと思いましたが、見た感じの服装・・・夫??

旅行前に、高野山で合流しようと誘ったのですが「仕事だから無理」とはっきり断られていたこともあり、その時は驚きと共に、裏切られたような感情と、嬉しさが入りまじりったような複雑な気持ちでした。

冷静に考えると、私の携帯電話は四国遍路中に壊れてしまい、暫く音信不通になっていたため、連絡が取れない状況になっていたのですから、このような唐突な状況も仕方ありません。

今日になって私は、奥の院でやっと公衆電話を見つけ、テレフォンカード使って(凄い昭和感!)連絡してみましたが、電話に出て頂けなくて、残念な気がしたものです。

相方は今朝に家を発ち、慌てていたため携帯電話を忘れたそうです。

丁度私が奥の院で公衆電話をかけた午前、お互いにそのすぐ近くにいたと後から知りました。

四国遍路をひとりで結願したことを一緒に喜びたくて、最後は迎えに行きたかったそうです。

それはそれでお気持ちは嬉しいのですが、1泊2日で航空機を使うなんて、無駄遣いに感じてしまう私でした。

24時間後には自宅に戻っているのにね。

 

福智院さんに「ひとり追加」をお願いしたら、受け入れて頂くことができました。

お部屋が満室のため、増員しても変えられないとのことでした。

福智院さんでは、写経や念仏、腕輪念珠づくりなども別料金で体験できます。

中央ロビーには、800余年の歴史を感じさせる美術品が展示されています。

豪華な雰囲気です。

 廊下の天井位は、いくつもの籠が吊るしてありました。

庭園は3つあります。

家重森重三氏による庭園。

古代中国の伝説「遥か南海にあって、不老不死の仙人が棲む理想郷、蓬莱島」を十五個の石組みで表現した枯山水蓬莱式の庭園です。

整然として、美しい庭園でした。

お部屋へは階段をのぼります。

唯一の温泉が人気なのか、団体のツアー客や、外国の方の宿泊が多いように感じました。

その日のお部屋は、6畳一間。

お部屋から窓を開けると、美しい庭園が眺められました。

洗面所やお手洗いは共同でした。

夕朝食は、お部屋で頂くことができます。(続)


高野山大師協会で写経と受戒体験

2017年01月24日 | 神社・仏閣

高野山大師協会では、写経(100円:奥の院奉納は1000円)と授戒(500円)が体験できます。

「授戒」の時間は決まっています。(1日7回)

そのため、写経も授戒も両方体験したい場合、写経は授戒の開始時間を最優先とし、途中退室しても構わないそうです。

授戒が終わったら、またその場に戻り写経を続けられます。

私は2泊3日の旅でしたが、高野山にいられる時間も、残り少なくなってきています。

時間は無駄なく使いたいものです。

写経場。

イスの席もあります。

まずは、「塗香」を手を中心に塗り、体を清めます。

「塗香」は高野山のお線香屋さんで、数種類の香りから選んで購入することができます。

まず心得を読みます。

般若心経にある多くの文字を間違わないよう、心を静めなければなりません。

高野山大師協会の写経は筆ペンのみでした。

最初は筆先の感じに慣れるまで、思うように書けませんが、写経紙に薄く見本の文字が書いてあるので安心感がありました。

30分程度で完成しました。

2か所間違ってしまいました。

般若心経に2箇所ある、不断使わない「死」という文字でした。

写経で集中している間は、心から般若心経を考えているので、写経はとても高徳があるものと思います。

今回の四国遍路では88箇所のお寺に、写経を納めることはできませんでしたが、次の四国遍路の機会があれば、納めたいと思いました。

 

「授戒」は阿闍梨さんと共に、お堂を暗くして「菩薩十善戒」を唱え、授かることが出来ます。

仏さまの示された戒めの教え(戒)を阿闍梨さまから直接授かり法話を頂く儀式で、年間を通じていつでも参加できる最も高野山らしい体験(修行)の一つです。

その戒は、いずれも現代の人々にこそ思い出してもらいたい規範であるとされ、このような戒めをすべての人々が心がければ、素晴らしい社会の実現に大きく近づく、そういった「仏の心の在り方」を説くのが「戒」の教えなのだそうです。

「十善戒」は、四国遍路の心得でもありました。

1 不殺生 殺生をしてはいけない

2 不偸盗 盗みをしてはいけない

3 不邪淫 淫らなことをしてはいけない

4 不妄語 偽りを言ってはならない

5 不綺語 言葉に虚飾があってはならない

6 不悪口 悪口をいってはならない

7 不両舌 二枚舌を使ってはならない

8 不慳貪 強欲であってはならない

9 不瞋恚 怒ってはならない

10不邪見 よこしまな考えを起してはならない

最後に阿闍梨さまから授かった「菩薩十善戒」は、今では大事に手帳に納め、開くたびに意識するように私は心がけています。

 

「授戒」が終わると、阿闍梨さまより心温まる講話をお聞きすることができ、大変心に残りました。

今回私の高野山での勤めは、これで終わりとなりました。

四国遍路、高野山で得た経験を家に持ち帰って、しっかりと日々の生活の中で、活かしていきたいと思います。


高野山 檀上伽藍

2017年01月23日 | 神社・仏閣

高野山の二大聖地のひとつ「壇上伽藍」に行きました。

敷地がとても広いです。

東塔は1127年、醍醐寺勝覚権僧正が白河上皇の御願により創建しました。

三昧堂は928年に金剛峯寺座主済高大僧都の創建です。

あい初め堂は1334年後醍醐天皇の勅願によって天下泰平を祈るため、不断藍愛染護摩と長日談義を修する目的で建立されました。

現在のため物は1848年のもの。

蓮池。

大塔の鐘。

根本大塔は、弘法大師が真言密教の根本道場を開くにあたり最初に整備に着手した場所です。

高さ48.5mの日本で最初の多宝塔。

大塔ではまず塗香を頂いてから拝観しました。

内陣は曼荼羅の世界を立体的に表現しており、胎蔵界と金剛界をひとつに融合した空海独自の立体曼荼羅となっています。

御影堂は弘法大師がお住まいになっていたとされるお堂です。

弘法大師の御影が祀られてから、御影堂と呼ばれています。

一般内拝はできず、御逮夜法会の後のみ許されています。 

 金堂は高野山一山の総本堂で、年中行事の大半がここで勤修されます。

現在のお堂は、1932年(昭和7年)創建。

西塔は887年光考天皇の勅命により、真然僧正が大師の遺された「御図記」に従って建立。

現在の塔は1834年再建。

山門。

夕方になると、高野山さんで修業するお坊さんたちによる読経が境内に響き渡ります。


高野山 金剛峯寺 

2017年01月22日 | 神社・仏閣

高野山真言宗の総本山「金剛峯寺」では、高野山全体の宗務が行われており、ご住職は高野山真言宗管長が就任するしきたりになっているそうです。

山門。

「金剛峯寺」という名称は、お大師さまが『金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)』というお経より名付けられたと伝えられています。 

東西60m、南北約70mの主殿(本坊)をはじめとした様々な建物を備え境内総坪数48,295坪の広大さと優雅さを有しています。

あらかじめ「諸堂共通内拝券」1500円を中央案内所で購入。

金剛峯寺:500円・霊宝館:600円・徳川家霊台:200円・大師協会(授戒料):500円・大塔:200円・金堂:200円

これらを全部拝観しようとしたら、総計2200円のところ700円お得で、金銭の出入れもないのでおススメです。

狩野派の襖絵など、美しい作品を拝観しました。

素晴らしい襖ばかりで、感動的でした。

国内最大級の石庭「蟠龍庭」。

蟠龍とは、天に昇らずに地上でとぐろを巻き、潜んでいる龍のこと。

広さ2340平方メートルに及ぶ石庭に、雲海の中雌雄1対の龍が向かい合い、奥殿を守っているように表現されているそうです。

金剛峯寺では、国内最大級の石庭、蟠龍庭の中に建つ一般非公開の「阿字観道場」で、真言宗における呼吸法・瞑想法である”阿字観”を体験しました。

1時間くらいの時間でしたが、不思議な時間であり、不思議な体験でした。

「阿字観」を指導できるお坊さんは、日本全国でも数名しかおられないそうです。

おススメの高野山体験です。

週4日開催(金・土・日・月)
平成28年4月29日(金)から11月21日(月)
金剛峯寺の行事等により、開催の見合わせ、お時間等を変更する場合もあります。

1日・4回実施(所要時間 約1時間)
・9:30 ・11:30 ・13:30 ・15:30
各回定員20名(予約不要:売店で体験料購入)

お茶のお接待がある大広間に行って、夢中になって納札を書いていると・・・

お坊さんによる講話が目の前ではじまり、驚きました。

金剛峯寺で昔使われていたお台所。

大きな竈です。

金剛峯寺は、高野山に来たなら是非拝観してみて下さい。