今年10回目を迎えた夕張メロンオーケストラコンサートの参加記録です。
2016.7.18(日)13:30開演
ホテルマウントレースイ
入場無料
「プログラム」
J.H.ルーマン/オーケストラのための組曲
ヴァシリー・カリンニコフ/交響曲第一番ト短調
JaXon(編曲:菊地俊一)/夕張のうた
オーケストラ全国募集62名
指揮/菊地俊一
客数:目測100名。
ルーマンの組曲は3部構成で、ヘンデルの影響を受けた作曲家らしく、「水上の音楽」を想起させる曲調で、夏の明るい会場にはぴったりの開幕曲でした。
最後の「夕張のうた」の楽譜は現地集合時に配られたもので、編曲がその2,3日前に書かれたばかりという様子がうかがえる(!?)手書き譜でした。去年作曲されたこの曲はポップス調で、馴染みの薄い我々の演奏はどこかぎこちなさが残ったけれど、本番では作曲者のJaXonさんが来場し、とても喜んでくださった。
さて、メインのカリンニコフ、個人的には17年前演奏しているので、懐かしくて懐かしくて。
滅多に演奏されることがない曲なのに、生誕150年だからなのか、このコンサートの丁度1週間前、NHKクラシック音楽館で演奏されるという奇跡的なタイミング。
いざ夕張での初音合せは、いつものごとくバラバラで、何度も止まりながら最後へたどり着く。
我がパートはジャンケンでシート決め、勝った私は体力消耗の一番少ない(笑)2楽章をいただき、事前に決まっていたピッコロで3,4楽章を演奏することに。
本番を翌日に控えた、練習二日目の終わりは不安が漂う「こんな状態で練習やめちゃうの?先生はもうお疲れ?」
そして翌朝、本番の会場マウントレースイへ移動しての公開練習は、あらら、別のオケかしらと思うくらい、いい感じの演奏に変身、これぞメロンオケ、いつものごとく(フフ)
カリンニコフのこの曲は決して複雑な作りではなく、モチーフを何度も繰り返えしトランス状態になりそうところがあったり、妙にうるっとくる箇所があちこちにあったりで、クラシックをあまり聴かない方でも感動する曲であり、演奏する側は聴く側以上に胸がいっぱいになって終わる曲かもしれない。
現にリハ直後、隣りのOさんは泣いていたし、もちろん私もうるっときていたし、そして練習を聴いていた人からは拍手が起こったし(記憶では初めてのこと)
1週間経った今でも、頭のなかではメロディが流れ、またうるっとし、この曲の魅力を再認識する。
リハ休憩↓ 今年は夕張メロン色のポロシャツ(着用は自由)が目立ちました。
開幕前のアンサンブル演奏、今年はオーボエとトランペットで。新婚さん、かってにせ~~~
黒いラーメン、今年はこれを食べようと決めてました。
16時には、よく冷えたメロン半カットが待ってます(トップ画像)
画像2枚目は宿泊ホテル「シューパロ」のロビーに貼られていたポスター。
一年に一度、ここで会える音楽仲間の関係が年を追うごとに濃厚になってきて嬉しい限り、それに加えて、新顔さんにとっても、また来年参加したいと思えるようなムードを大切にしたい。