1978年
イースタン
・リーグ戦、閉幕ぎりぎりで一気に注目を浴びたのが、ヤクルトの二年生・川畑である。北九州市小倉区にある小倉職業訓練校出身という変り種。つまり生粋の草野球出身で、一昨年テストでドラフト外入団した182センチ、75キロの大型右腕投手だ。その川畑が10月2日の日ハム15回戦でプロ入り2試合目の登板にして、完投勝利をやってのけたのだ。それも鳴り物入りで入団したドラフト1位、石井邦彦「大東大」相手に投げ勝っての1勝だけに、その価値も大きく、両軍ベンチもアッと驚いた。その内容も被安打8の自責点2という堂々たるもの。「高橋さんのリードのお陰。それにバックが10点も取ってくれましたから・・・」と、川畑はチームメイトに感謝感激していたが、草野球のヒーローが、大学出のドラフト1位投手に勝っての初勝利だけに、なんとも愉快だった。この川畑、軟式ながら1973年にパーフェクト・ゲームを記録したこともあるという。この1勝で自信をつかめば、面白い存在になるかも・・・。
イースタン
・リーグ戦、閉幕ぎりぎりで一気に注目を浴びたのが、ヤクルトの二年生・川畑である。北九州市小倉区にある小倉職業訓練校出身という変り種。つまり生粋の草野球出身で、一昨年テストでドラフト外入団した182センチ、75キロの大型右腕投手だ。その川畑が10月2日の日ハム15回戦でプロ入り2試合目の登板にして、完投勝利をやってのけたのだ。それも鳴り物入りで入団したドラフト1位、石井邦彦「大東大」相手に投げ勝っての1勝だけに、その価値も大きく、両軍ベンチもアッと驚いた。その内容も被安打8の自責点2という堂々たるもの。「高橋さんのリードのお陰。それにバックが10点も取ってくれましたから・・・」と、川畑はチームメイトに感謝感激していたが、草野球のヒーローが、大学出のドラフト1位投手に勝っての初勝利だけに、なんとも愉快だった。この川畑、軟式ながら1973年にパーフェクト・ゲームを記録したこともあるという。この1勝で自信をつかめば、面白い存在になるかも・・・。