プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

外木場義郎

2015-07-05 21:10:50 | 日記
1964年

広島カープ入りの決定していた外木場義郎投手(出水高、九州電電)の入団発表が、十一日同球団事務局で行われた。身長1㍍75、体重71㌔、右投右打、昭和二十年六月一日生まれ。同投手は速球を武器とする正統派で九州ノンプロ界では高く評価されていた。特に今春後楽園における選抜社会人大会では大昭和製紙をシャット・アウト、二回戦1-0で惜敗したが、富士重工戦で延長15回を投げ抜き一躍クローズアップされた。東京、近鉄、広島の3球団が激しい争奪戦を演じたが高校時代から同投手をマーク、熱心に勧誘を続けていた久野スカウトの誠意が実って獲得にこぎつけた。同投手はきょう十二日から練習に参加する。

外木場投手の話 これまでプロ野球は何回か見たことがあります。広島に入ったのは久野さんが熱心に誘ってくれたからです。課題といえばスピードをつけること。プロに入った以上ベストを尽くしてがん張りたい。

久野スカウトの話 同投手の特徴は非常にバネがよく、手首が柔かいことだ。それだけにスピードもある正統派だけにさきの楽しみなピッチャーだと思います。

白石監督の話 うちはやはり投手が手薄、来シーズンから戦列に入れるようがん張ってもらいたい。球も速いし、スタミナもあるので楽しみにしている。
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衣笠祥雄

2015-07-05 20:59:35 | 日記
1964年

今夏の選手権大会でナンバー・ワンの捕手とうたわれていた平安高衣笠祥雄捕手(17)=1㍍78、69㌔、右投右打=は、二、三の球団から誘われていたが、五日もっとも熱心だった広島入りに踏み切った。正式発表は近日中に広島で行われる予定。同選手は京都洛北中時代から捕手をつとめ、平安高では二年生の秋からレギュラーになった。このころから近畿高校球界では大型捕手として注目を集め、今春の選抜大会に出場して、スカウトの目にとまった。柔かい体とシュアーなバッティングは、高校生ばなれしている。選抜大会後スカウト連からマークされていた。今夏の選手権大会終了後、東京、阪急、阪神、広島などが交渉を行った。中でも広島が積極的で、早くからひそかに自宅攻勢をかけていた。最近になって東京がまきかえしにかかり、青木スカウトが東京から来阪して強硬に説得していたが、広島の熱意にほだされて、五日広島入りにふみきったもの。

衣笠捕手の話 進学にしようか、プロ入りしようかと迷っていましたが、プロ入りすることに決めました。交渉は両親がしてくれています。
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