1955年
桐生高校のスラッガー間所宏全外野手(18)=桐生市稲荷町出身=は来春卒業と同時にパ・リーグの阪急ブレーブスに入ることに決定した。同選手は五尺五寸七分、十七貫四百、右投右打の選手。今春の「センバツ」では各チームからマークされて振るわなかったが、昨春の「センバツ」では15打数6安打(二塁打4、三塁打1)の四割、夏の全国大会では8打数4安打(三塁打1)の五割という好打率を残しハワイ遠征の高校選抜チームの一員に選ばれた好選手でハワイでも中堅越の大ホームランを放った。自宅で羊毛加工業を営む厳父健司さん(58)は次のように語った。最初体が小さいので大学へ進めるつもりでいましたが、九月下旬阪急スカウトの丸尾さんがきて阪急へ来ないかという話があり、それに本人も元オーナー村上専務さんの人格を慕っていたのでとんとん拍子に話がまとまり、十一月上旬正式契約することになりました。練習参加は来年二月の学年末試験を終わってからにしますが、二軍でみっちり仕込んでいただくよう願っています。
桐生高校のスラッガー間所宏全外野手(18)=桐生市稲荷町出身=は来春卒業と同時にパ・リーグの阪急ブレーブスに入ることに決定した。同選手は五尺五寸七分、十七貫四百、右投右打の選手。今春の「センバツ」では各チームからマークされて振るわなかったが、昨春の「センバツ」では15打数6安打(二塁打4、三塁打1)の四割、夏の全国大会では8打数4安打(三塁打1)の五割という好打率を残しハワイ遠征の高校選抜チームの一員に選ばれた好選手でハワイでも中堅越の大ホームランを放った。自宅で羊毛加工業を営む厳父健司さん(58)は次のように語った。最初体が小さいので大学へ進めるつもりでいましたが、九月下旬阪急スカウトの丸尾さんがきて阪急へ来ないかという話があり、それに本人も元オーナー村上専務さんの人格を慕っていたのでとんとん拍子に話がまとまり、十一月上旬正式契約することになりました。練習参加は来年二月の学年末試験を終わってからにしますが、二軍でみっちり仕込んでいただくよう願っています。