昨日、清水哲男さんから「いろり端(掲示板)」にメッセージがあった。
現在の状態に落ち込んでいた私にとって、ありがたかった。
原子公平という人を私は知らなかったのでネットで検索してみた。
「現代俳句データベース」というサイトに50句あった。
これから「好きな俳人は?」と訊かれたら、この人も加えよう。
好きな句を選んでみました。
おぼろ夜の存在も無も酩酊せり
灰皿に小さな焚火して人恋う
口無し咲かせて無党派なれど夜は左傾
針山に待針植えて妻の聖夜
水温むうしろに人のゐるごとし
水無月のわが水系に酒満ちたり
戦争と平和と暮の餅すこし
地球を大きな露と思えば死も易し
萩散るやなんとも不憫な酒の空き瓶
白鳥吹かれ来る風媒の一行詩
八十の若輩虚子忌を孤酒に哭く
盲人に歩の正しさや秋の暮
友来たる花はなければルオーの絵
李白思えばすぐ酔う雪のひとり酒
良く酔えば花の夕べは死すとも可
現在の状態に落ち込んでいた私にとって、ありがたかった。
原子公平という人を私は知らなかったのでネットで検索してみた。
「現代俳句データベース」というサイトに50句あった。
これから「好きな俳人は?」と訊かれたら、この人も加えよう。
好きな句を選んでみました。
おぼろ夜の存在も無も酩酊せり
灰皿に小さな焚火して人恋う
口無し咲かせて無党派なれど夜は左傾
針山に待針植えて妻の聖夜
水温むうしろに人のゐるごとし
水無月のわが水系に酒満ちたり
戦争と平和と暮の餅すこし
地球を大きな露と思えば死も易し
萩散るやなんとも不憫な酒の空き瓶
白鳥吹かれ来る風媒の一行詩
八十の若輩虚子忌を孤酒に哭く
盲人に歩の正しさや秋の暮
友来たる花はなければルオーの絵
李白思えばすぐ酔う雪のひとり酒
良く酔えば花の夕べは死すとも可