きなこもち

2022年01月03日 | 料理

私は7時に起きて顔を洗い、電気ケトルに水を入れセットし雨戸を開けた。
沸いたお湯でコーヒーを淹れた。
安いコーヒーの粉だが、いい香りがダイニングに広がる。
妻が2階から降りてきた。
妻と私のマグカップにコーヒーを入れる。
妻はミルクだけ、私はミルクと砂糖を少し入れて飲む。
早いもので今日は1月3日です。
妻は、明日から仕事だと嘆く。
今日までのんびりしていられたのに、
明日からは朝6時40分には家を出なければならない。
無職の私は黙るしかない。

テレビをつけると、昨日の箱根駅伝の様子を映していた。
「何食べる?」妻が私に訊く。
「きなこもちが食べたい」と私。
元日も昨日も朝は雑煮だった。
コーヒーを飲み終えて、妻は餅をオーブントースターで焼き始めた。



お茶の葉を入れた急須でお茶を入れてくれた。
やはり、きなこもちには緑茶が合う。
久しぶりのきなこもちだった。
きなこなどここ何年か買っていないので食べていなかった。
懐かしい味だ。
子どもの頃、おふくろと一緒に近所の石臼を借りて、きなこを作った。
私が石臼の穴から大豆を入れる。
おふくろは、ゆっくり石臼を回した。
石臼を回すにはかなりの力がいる。
そうしてできたきなこは美味しかった。

私は、きなこで食べる餅を「あべかわもち」とばかり思っていた。
ネットで調べたら、「あべかわもち」と「きなこもち」は違った。
私が子どもの頃から食べてきたものは、きなこもちでした。

コメント
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