徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ドイツ人の愛国心

2005-07-26 01:47:32 | Weblog
素晴らしいものがあるように思う。

例えば、昨日。F1観戦に行って思ったのは、「ドイツ人、ミハエル・シューマッハ大好き」。もちろん、長いことF1界のトップを走り続けているから、F1といえばシューマッハで、もちろん私も好きだけど。
スタンドは赤赤赤。多くの人がフェラーリの帽子をかぶり、シューマッハの顔がプリントされているシャツを着ている光景は圧巻でした。
シューマッハのマシンが目の前を通るたび大歓声。
途中、ライコネンのマシンが止まってしまったら、観客大喜び。おいおい、他人の不幸も喜んでしまうんかい。
また、バトンがシューマッハを抜いたら、その後、バトンに対して野次。

しかし、実績・貫禄の差か、同じ「シューマッハ」でも、弟・ラルフの応援はまったくなかった。

他にも、ドイツ人の愛国心を知る機会があった。
<検証1>
「ローマ法王、ドイツ人なんだよね」
知ってるけど…そして、あなた、クリスチャンではないのよね。というと、
「そんなの関係ないよ」と。

<検証2>
先日、大阪でロボットコンテストがあったそう。そのとき優勝したのがドイツ人エンジニアだったようで、大喜び。このとき、「ドイツ人であることを誇りに思う」との発言が。

<検証3>
これは一般的なことかどうかは分からないけれど。
私、授業でドイツのbasic lawについて学びました。日本の憲法にあたるもの。そのことを話していたら、なんと、ポケットからちっちゃいbasic lawを取り出しました…ありえません。持ち歩いていることも不思議(自分の権利を守るため、と言っていたけれど謎)だったし、そんなちっちゃいマメ版のbasic lawを売っている、ということにも衝撃を受けました。

<検証4>
ドイツの洗濯機、95℃で洗うことができる。というか、多くの人が95℃を選ぶ。
「ドイツの洗濯機は日本の洗濯機よりも強い!」
と言ってよろこぶドイツ人。

ここまで愛国心が強いと、かわいく思えてくる。別に、自分の国を卑下する必要はないわけだし。ある意味、素直でいいことなのだろう。
コメント
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