徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

事件

2006-11-29 02:04:38 | Weblog
日曜日、研究室で作業をしていたら、夕方、教授がやってきて、

他の学生はまだいるの?いないようだったらちゃんと出入り口、鍵を閉めてね

と言った。私たちの研究室は大きな建物の一部を2フロア使っている。まず、建物自体に入るのに鍵が必要(平日の日中は開いている)。そして、研究室に入るのに別の鍵、その同じ鍵で教授の秘書の部屋以外、すべてあけることができる。

私の部屋は上のフロア。休みの日に良く来るドクターの学生の部屋は下のフロアなので、あまり会わない。日曜日も、午前中に誰か来ていたのは知っていたけれど、夕方はいるのかいないのか、分からなかった。

教授が出て行って数10分後、私はトイレに出た。トイレは建物共通のトイレを使用。

研究室の入り口のドアに鍵がかかっている・・・

あらら。そして、トイレから戻って数10分後、私は帰ることにした。教授の部屋の電気がついていたので、研究室内部の通路の鍵はかけず、電気も点けっぱなしにしておいた。そうしたら、研究室を出たところで教授と遭遇。教授も帰る、とのことだったので、通路の電気を消し、鍵もかけた。そうしたら、教授が、

事件があったんだよ

と言った。前にも、不審な人がいたらしいから、そのことかな、と思いつつ、「事件、ってどんな?」と聞いたら、

どうやら泥棒らしい

と。物騒ね、と思いつつ、建物の出口に向かったら、パトカーが止まっていた。「もしかして、事件って今日あったの?」と思いながら外に出たらおまわりさんがドアを押さえながら私に

ちょっとこのドア、押さえてて

・・・
犯人は捕まってるの??(中から出てきた私は怪しくないの?)ほらほらもう1台パトカーがやってきたじゃん、どうなのよ?と心の中で思っていた。

月曜日、教授からメールが届いた。ドイツ語のみなので、良く分からないところもあったけれど、どうやら、同じ研究室のドクターの学生の協力もあり、犯人は捕まったそう。よかった。

休みの日に研究室に行くのもちょっと怖いのね。