徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

中国人の友達と日本人の私

2009-03-25 06:48:47 | Weblog
数ヶ月前に知り合い、今、一番プライベートで会っているのが中国人の女の子。一緒にワインバーに行った友達もこの子。素直で明るくておしゃべりでアクティブで、とてもいい子なので、会う機会が増えた。

が、そのワインバーに行った翌日、

朝7時にSMSが来た

何事かしら、と思ったら、『あおは昨日は楽しかった?私は悲しかったよ。だって、

彼ら、中国人よりも日本人のほうが好きなんだもん

』だった。確かに、私に電話番号を渡した男性は中国人よりも日本人が好きなのだと思うけれど、彼『ら』?ほかに日本人を好きだった人はいなかった気がするけど。

彼女との会話を思い出してみて思い当った。彼女の話では、
中国では、男性は好きな女性に食事などをおごる。決してお金がすべてではないけれど、そういう行為で気持ちを表すらしい。

私は過去の経験からおごってもらうのは好きではない。が、私のこのバーでの支払いを思い出してみた。
初めてバーに行った日は、一緒にしゃべっていた男性たちがチェックをするときに、私の分も『払うよ』と言ってくれた。私は『なんで?自分で払うからいいよ』と言ったけれど、逆に

なんでだめなの?

などと聞かれ、この彼が酔っていたこともあり、口で負け、私の伝票を奪い返そうとしたけれど、力で負け、結局全額支払ってもらった。

2回目行った時は、前回支払ってくれた人は知らんぷり、だった(やっぱり前回は酔っていてうっかり支払っちゃったんだろうな)ので、『よかった~』と自分の財布を取り出し、順番を待っていたら、

2人組のもう1人に伝票を取られた

またか、と思いながら、『なんで?』とまた聞いたらその彼は、

前回は彼が支払ったでしょ。だから今回は僕が支払うの。フェアでしょ

などと言われ、よくわからないまま今回も私は負けてしまい、彼に支払ってもらった。
日本でもドイツでも、たいてい私が『自分の分は自分で払うからいいよ』というと『そう?じゃあ払って』ということが多いので、びっくりした。

友達は、『男性が女性の食事代を支払う→好意の表れ』と解釈したようで、日曜の朝7時からSMSを送ったらしい。こういうことが続くと面倒だな、と思う一方で、感情をストレートに伝えることができる彼女はやっぱりかわいいな、と思う。