徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

日本旅行-SL編

2011-10-22 00:09:05 | 日本



残念ながら天気は良くなかったけれど、ソクチくんが待ちに待ったSLに乗る日が来た。ドイツでも走っているけれど、大井川鉄道みたいに毎日運行しているわけではないらしく、ソクチくんは乗ったことがなかった。

SLが千頭駅に到着したあと、SLと一緒に写真を撮っていたら、SLの運転手さんが

ここに座って撮れば?

と声をかけてくれ、私とソクチくん、それぞれ運転席に座って写真を撮らせてもらった。ソクチくんには運転席は小さすぎたらしく、『足が入らない』と言っていた。

私たちがSLに乗車した時はまだ新金谷駅に転車台(ターンテーブル)がなかったので、SLが後ろ向きに走った。ちょっとどうだろう、と思ったけれど、新金谷駅の転車台が完成したら見られなくなるので、まぁ、いい経験だったかな、と思う。

SLに乗った直後、車掌さんのアナウンスがあった。堅苦しいアナウンスではなく、『今日は空いているんで、出発したら席、移動してください』のようなアナウンスで、最後に、『それでは今から皆様のお席にお邪魔したいと思います。

邪魔しないようにそぉっとね

』と言っていたので、検札に来るのかと思い、チケットを用意していたけれど、待っても待っても来ない。ようやく来た、と思ったら、同じ車両に乗っていた人が誕生日だったようで、

みんなでハッピーバースディの歌を歌いましょう

と声をかけに来て、誕生日の人の周りに10人ほど集まり、車掌さんのハーモニカの伴奏で私たちが歌った。

ようやく私たちの席に車掌さんが到着したのでチケットを見せようとしたら、『あ、私はチケットのチェックはしないんです。

ただ、今日はどういうお客さんが乗っているんだろう

と見て回るだけです』と言われた。で、なぜSLに乗ろうと思ったのか、ソクチくんはどこの国の人なのか、などを話したら、『じゃあ、

ドイツの歌である『かっこう』

を演奏しますね』と言われたので、ソクチくんに『かっこうの歌』って知ってる?ドイツの曲だって』と言ったら、

知らない

とあっさり言われた。
が、車掌さんが演奏し出したら『あ、知ってる』と。『かっこうの歌』というタイトルではなかったので、ピンとこなかったらしい。

それにしても芸達者な車掌さんで面白かった。車掌さんの締めの言葉は

今度は紅葉を見に行こうよぅ

だった。SLに乗っている時間があっという間だった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする