徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

一時帰国(2019年初夏)-名古屋城本丸御殿編

2020-11-26 16:31:16 | 日本


1945年に空襲で焼けてしまった本丸御殿が復元されて公開されている、ということで、見学に行ってきた。

名古屋城の天守閣はソクチくんも一度行ったけれど、コンクリートで再建のお城で、中も普通の博物館のようで残念だった覚えがある。今回名古屋城に行くにあたり、ソクチくんと『天守閣も行く?どうする?』という話をしたけれど、

工事中で閉鎖

だった。

さて、本丸御殿の玄関(写真)を見て、私はまず最初に

意外に地味

だね、と思った。よくよく見ると破風の美しい装飾もあり、実はそれほど地味でもなかった。今は新しいから木や屋根がそれぞれ個性を主張している感じだけれど、年月が経てば馴染んできそう。

入り口の横にテントがあり、そこに並んで順番待ちをしている間に見学上の注意をビデオで見た。土足、飲食、フラッシュ有の写真撮影は禁止。メモはOKだけど、

鉛筆のみ可

で、鉛筆を持っていない人には鉛筆の提供があった。ペンとかボールペンをOKにすると、万が一落書きをされた際、消すのが大変だからかな、と思う。

中に入り、荷物をロッカーに入れ見学開始。

藩主に正式に謁見する際に使われた表書院は、床(とこ)や違い棚の壁や襖絵は金ぴかで、受ける印象は

金ぴか

。とても尾張名古屋っぽい気がする。

対面所は、私的な対面や宴会に使われた部屋で、表書院とは違って襖絵などは豪華だけれど、金ぴかではない。



そして、徳川家光が京都に行く際に名古屋城に泊まることになり、増築されたという上洛殿(写真)。襖絵はもちろん、欄間や天井、襖の引手や釘隠しまで絢爛豪華で、ため息しか出ない。そして、こういう建築を復元できる職人さんたちの技術に驚いた。

襖の引手、釘隠しには葵の御紋がデザインされていて、それを見るのも楽しかった。


見学後はテンションが高いままショップに行き、

金色の紙が入った金ぴかクリアファイル

を買った。私の尾張名古屋のイメージに合っていて満足。


その後は、加藤清正が運んだといわれている約10トンの清正石をみたり、二の丸庭園を歩いたりした。天守閣の見学がなくても十分楽しかった。