津和野から出雲へは、特急で2時間20分ほど。乗り換えなしの電車を選んだので楽だった。萩から路線バスで津和野に到着してすぐ、JRの窓口で特急の指定券を購入したけれど、
並びでは取れない
くらいの混雑だった(平日)。特急は指定席・自由席車両とも1両か2両で、短かったので、指定席を購入してよかった。
さて、出雲。出雲と言えば出雲大社。出雲大社はJRの出雲市駅からバスに乗っていく。出雲大社には素材が異なる4つの鳥居があるけれど、「正門前」のバス停で降りると木製の二の鳥居からお参りを始められる。ちなみに、一の鳥居はコンクリート製。
私たちは拝殿から左回りにぐるっと回った。日本酒のほか、ビールとワインが奉納されていた。ワインの奉納は初めて見た気がする。
拝殿の東西にそれぞれ19枚の扉のある十九社という建物があり、これは、
神議の時に全国から訪れる神々の宿舎
らしく、神在月のときだけ扉が開くらしい。見てみたい。神楽殿でもお参りを済ませ、参道へ。私もソクチくんも筆まめではないので普段は手紙(どころかメールも)を書かないけれど、日本に行くとドイツに住む親せき・友人にはがきを書く(みなさん、旅行に出るとはがきを送ってくれる)。出雲大社の絵葉書をタンデムパートナーに送りたい、と思い、いくつかのお店で探したけれど、どこにもない。
最近はSNSが充実していてはがきを送る人は少ないから、絵葉書も売っていないのだろう、とは思ったけれど、念のためお店の人に聞いてみた。『絵葉書…どうでしょう。もしかすると〇〇か△△にあるかもしれません』という返事だった。〇〇のお店に行ったけれど見当たらない。お店の人に聞いてみたら『置いてないです。△△ならあると思います』と言われたので、△△へ。
あった。あったけれど、家庭で印刷するような薄い紙だった。使われている写真も、期待していたもの(立ち入りできないエリアの建物が良かった)とは違ったけれど、他に選択肢がないので購入した。
出雲大社から歩いて20~30分程度の場所に旧大社駅がある。駅舎は明治45年(1912)開業、大正13年(1924年)に改築、平成2年(1990年)に廃駅となったそうで、木造の純和風建築。駅舎内もよく保存されていて、駅員さんの制服などが展示されている。興味深かったのは運賃表。東京都区内まで伯備経由で11,740円だったらしい。
プラットホームにも出られるし、見学できるSLの運転席にも座ってみることができるし、改札台に立ってみることもでき、とても楽しかった。
出雲観光はこれにて終了。