妻籠宿は馬籠宿よりも町並み保存に力を注いでいるようで、建物は全体的に黒っぽく落ち着いていて統一感があった。そして、私たちが妻籠宿中心部に到着したとき(14時半くらい)は
ほぼすべてのお店が閉店
あるいは閉店作業中だった。
私たちのもともとの予定は、妻籠宿に13時までに着いて、妻籠宿で合流する友人の知人のガイドさんと一緒にお蕎麦でも食べよう、という話だったけれど、道中を堪能しすぎたせいで妻籠宿到着が14時過ぎとなり、食べ物を買えそうな開店中のお店は
おやき
を売っているお店のみだった。『店内で食べられます』の張り紙はあったけれど、「もうお店閉めるから外で食べてね」とお店の人に言われてしまった。それでもおやきを買えたのは良かった。
妻籠宿の中には飲料の自動販売機もあったけれど、
反対側を向いていた
(歩いているときに見えるのは自販機の背面)のも、観光客の利便性と町並み保存の両立を考えているのだろうと思った。
ハイキング途中に立ち寄った立場茶屋の管理人さんの話では、コーヒーを販売し始めたのも数年前とのことだった。
午後3時くらいの妻籠宿は郵便局や一部の無料施設以外は閉店していて、歩いている人もほとんどいなくて閑散としていたけれど、落ち着いた町並みがとてもよかった。
事前にネットで調べたら、妻籠宿→馬籠宿は上り坂が多いので、馬籠宿→妻籠宿のほうが楽、とあったので、馬籠宿から妻籠宿を目指して歩いたのだけれど、妻籠宿がにぎわうのはもしかしたら午前中なのかもしれない。
平日午後3時の妻籠宿に観光客はほとんどいなかったけれど、
ドイツ人グループ(10人ぐらいで家族(親族)旅行ぽい)
とすれ違った。