クラスメイトだった仏教の女性とイスラム教の男性は付き合ってかれこれ6年を超えた。彼女は予定通り2年でドイツを去り、その後はずっと遠距離恋愛が続いている。年に何度か彼は彼女に会いに行っているし、電話は頻繁にしているようだし、結婚は時間の問題だと思われていた。が、
宗教の壁
を超えられないらしい。イスラム教の彼が結婚できるのは、同じ神を信仰している人(イスラム教、ユダヤ教、クリスチャンなど)だけらしく、仏教徒とは結婚できないらしい。
ドイツにいたときは、彼女は『改宗をする』と言っていたけれど、母国に帰り、考えが変わったらしい。
別の友達カップルは、女性がクリスチャン、男性がヒンドゥー教。こちらはどちらも改宗することなく(うまくすり抜ける方法があるらしい)、結婚に向かっている。
が、彼らはいずれ生まれるであろう2人の子供の宗教を心配している。ベストなのは、彼ら2人がそれぞれ自分のバックグラウンドを子供に伝え、子供が18歳になったときに自分で宗教を選ぶこと、らしい。
私はどうだろうか。私は典型的な日本人で、特定の宗教を意識しているわけではないけれど、私の生活、思考はやっぱり
仏教と神道
に影響されている部分がとても多いと思う。例えば今後、改宗する必要が出てきたとして、私はその宗教を信仰できるだろうか、と考えると、根本的には無理かも、と思う。やっぱり、無意識のうちに仏教と神道に影響されると思う。
そう考えると、仏教徒で結婚のために改宗を求められている彼女が改宗をためらうのも納得がいく。
彼女たちが彼女たちらしい結論を見つけるといいな、と思う。
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