写真は世界遺産に登録されているヴァルトブルク城(Wartburg)。1067年に城塞として建てられ、その後増築され、現在残る主な部分は1170年に後期ロマネスク様式で建てられた。
見学は英語またはドイツ語のガイドツアーで。内部の写真は別料金(2ユーロ)で撮影可。騎士の間(Rittersaal)や食事の間(Speisesaal)は質素でびっくりした。
写真のエリーザベトの間(Elisabeth-Kemenate)は金色のモザイクで装飾されてキラキラしていた。もちろん、モザイクは城が建築された当初からあったものではなく、1902年から1906年の間に加えられたもので、聖女エリーザベト(heilige Elisabeth)の人生の場面を描いたものらしい。この部屋はもともとはRittersaalと対になっていたらしい。
ガイドツアー終了後は各自展示物を見て回り、ルターシュトゥーベ(Lutherstube)へ。途中の渡り廊下も木製で質素な感じがまたよかった。
Lutherstubeは、ルターが10か月間、聖書の翻訳をした部屋。部屋には暖炉や机が置かれていたけれど、これらはルターが実際に使用したものではなく、ルターやデューラー(画家)と同年代のWillibald Pirckheimerのものだったらしい。
Wartburgには塔もあり、無料で登れたので登ったけれど、
天気が悪すぎ
て眺めは良くなかった。
来年は宗教改革から500年らしく、いろいろなイベントの告知がされていた。Wartburg内では、当時の印刷機(と思われる)ものでルターとWartburgを印刷したものを即売していたけれど、その印刷機には
2017
と書かれていた。来年が本番なのか。
Wartburgはとてもよかったので、また機会があれば訪れたい。
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