本の交換場所では絵本が置かれていることはまれなので、ここ何か月かは「この本は読めるかも」と思って借りてくるけれど、読めずに返却、を繰り返していた。
今回読んだ本は『Pfiffige Detektive(ちゃっかりした探偵)』。ページ数は96ページ。対象年齢は10歳から。裏表紙に導入部分のあらすじが書かれ、大体理解できたし、『
Pepitaが消えた!
』ということだったので、ちょっとワクワクしながら借りた。
家に帰り、さっそく読んでみると
Pepitaは主人公妹の人形の名前
だった…やっぱり子供用だからな、とがっかりした。しかも、主人公母や妹その2や友達、飼い犬まで容疑者になっている。96ページもあるけれど、これは短編集なんだろうか、と思って目次を確認してみても、短編集のようではなさそう。
仕方ない、読むか、と思って読み始めたら、子供用だけあって難しい単語や文法は出てこないし、ストーリーは平易で辞書を引きながらでも意外とサクサクと読み進められた。1日で10ページ以上読んだ日もあった。
『Pepitaを探しています』とポスターを作ったら、「Pepitaは人形」というのを書き忘れて警察を巻き込んでの騒動になったり、そのポスターがもとで指名手配の泥棒を逮捕できたり、火事の家から犬を救い出したり、と、思ったよりもサイドストーリーがあり、子供用の割に楽しく読めた。
が、Pepitaの隠し場所、犯人についてはいまいちな結末だった。
ちゃんとしたドイツ語の物語の本を初めて読み切ることができて、ドイツ語に対して少し自信が付いたように思う。
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