紅葉旅行は野沢温泉へ。道中、去年の旅行で回り切れなかった戸隠方面の観光と久しぶりに新潟方面を回ってこようと思っていたが、今回の旅行は当初立てたプランとの乖離が50%を超える、かなり行き当たりばったりの旅行になりました。
プロローグ(7:10 出発)
足利の実家からスタート。この日は実家の父母も東京のバスツアー(高尾山、皇居)とのことで一同早くから準備に勤しんでいた。ばあちゃんの化粧を真似して、陽菜も化粧を始めたりと何かと面白いが、今回の旅行の最初の目的地は野尻湖の遊覧船。こちらはもうじゃらんで予約してしまって決済が済んでいるのでキャンセルはNG。乗り遅れないように急ぐぞ。
(8:49 更埴JCT通過)
三連休の中日ということもあり、渋滞が心配されるが、軽井沢−佐久間で道路工事があり1km渋滞していたくらいで他はスムーズだった。台風19号が原因のようですね。でも大きな被害じゃなくてよかったです。
(小布施PA 9:03-9:15)
足利出発時点では何気に時間ヤバいかと思っていたが、何とか更埴JCTを過ぎるころには、間に合う目処が付いてきた。みんなトイレ行きたいようなので小布施PAでトイレ休憩。ここでりっくんがパンツをおしっこでビショビショにしてしまい、まさかのお着替え。座っておしっこするときにパンツを十分におろしてなかったんね…気をつけなきゃ。
という感じで、旅行の最初っから制限時間付きの観光地をもってくるもんじゃないなぁと思いながらも紅葉まっさかりの信濃町へ到着したのだった。
野尻湖はナウマンゾウの化石が見つかった場所で知られる観光地。ナウマンゾウ博物館なんてものもあるようです。野尻湖の入り口にはまさにナウマンゾウの模型が。これを知らずにここに来るとマンモス?と思うでしょう。
①野尻湖遊覧船(9:35-10:40)
遊覧船は10:00〜15:00まで1時間刻みで出航。遊覧船もいろんなところで乗っているので普段はあまり興味ないのだが、紅葉の時期は違う!船から見る紅葉は、紅葉が水面に反射してとてもきれいだからだ(晴れの日に限る!)。今日は晴れとも曇りの中間的な微妙な天気。。野尻湖の紅葉がフルで楽しめるかはこれからの天気回復にかかっている!
じゃらん予約で事前に支払っているのでスムーズだった。じゃらんで払っておくと何がいいって、遊び体験クーポンで500円割引してもらえるのと、支払いをクレジットカードでできるからポイントがつくからということ。まぁJAFで20%引きとかだの場合は、クーポンの割引を上回ることがあるから注意必要だが。
船の中は結構寒い!暖房つけてないんか。11月上旬は天気が良ければ暖房なくてもいいけど、今日は天気今一だし、そこまで暖かくないから暖房入れて欲しかった、自分デッキで見るから意味ないけど。
船から見える北信五岳の一角。右が斑尾山で左が妙高山。この左に黒姫山、飯縄山と続く。もう1つは戸隠山でこちらは野尻湖からは逆向きにある。この中で妙高山は百名山であり来年くらいには登ってみたい山だ。
やがて船は出発。野尻湖畔には別荘も多く、段々になった土地に点々とする別荘を眺められた。
デッキからの一枚。紅葉具合はちょうど良い感じ。自分が求める非日常感にあふれていて、紅葉をゆっくり眺められるのは至福のひと時だ。
パノラマ写真も撮ったが、いまいち紅葉の迫力が伝わらない!
野尻湖遊覧船は1周約20分。少し短い気もするが紅葉の時期はやはり湖から眺めるのがおすすめです。ちなみに湖には琵琶島という島があり、この島の神社を参拝するのもよさそう。というか、今回の遊覧船のプランに琵琶島の上陸も入っていると思っていただけに、琵琶島の桟橋をスルーして、そのまま戻った時の悲しさと言ったら…w
というわけであっさりと終わってしまいました。時間があり、陽菜が鯉のえさやりがしたいというのでやってみた、もはや最近は定番だな。
鯉でかっ!1匹1匹が大きく、それらが群れている姿は圧倒される。ここまで大きな鯉が群がっているところってあまり見ない…
遊覧船の隣には、売店と食堂もある。ここは暖房がきいていてとても心地よかった。今年も暖房が心地よい時期がきたんだなぁ。思えばもう11月ですからね、1カ月前まで冷房を入れていたのが信じられん。
売店を出るころに、陽射しがでてきていい天気に。おいおい遊覧船が終わったタイミングで出てくるか〜。でも、野尻湖を後にする前でなくよかった。陽射しに輝く野尻湖の紅葉、収めることができてよかったです
。
お次は戸隠方面へ。戸隠は幾分標高が高いのか紅葉は終わっているように見えました。そして、突然渋滞。なんの渋滞だろうか?登山客なわけないと思うが、どの駐車場も満車だった。戸隠がこんなに混む認識がなかったので驚いた。
そして、これは次の観光地であるちびっこ忍者村でも共通していた。駐車場が満車で、なんだかかなり遠そうなところに案内されたぞ。「駐車場から徒歩7〜8分です」、とのことだったが、明らかに2倍で15分くらいかかるところだった。こんな人気のあるスポットだったとは!
駐車場からひたすら歩きます。妻はクマが出てきそうで怖いと言っていた。実際このあたりではクマの目撃情報もあるようですね。。途中で見かけた神告げ温泉はめちゃくちゃ気になった。ネーミングの起源やいかに!?
②チビッ子忍者村(11:50-16:00)
ようやく到着。ここにたどり着くまでが修行に思えたな。今日はJAF割引期間中につき、30%オフで入場・施設利用券が買えるということだったが、施設券は個人に紐づかないで柔軟に使えるようなので、1人分は入場のみにしておいた。結果これでちょうどよかった。
忍者村では、大人も子供も忍者の格好に着替えて、遊ぶことができるようだ。着替えるか?と聞いたら、「絶対いや!」らしい。潔癖なのか?いろいろアトラクションがあるようなので、まずはからくり屋敷へ。
施設利用券を4枚消費して入場。このからくり屋敷、普通に大人でも楽しめる内容になっていた。最初は迷路から始まり、扉が回転したり、思わぬところが引き戸になっていたり面白い。
やがて進むと、斜めに傾いた部屋へ。ここは三半規管がおかしくなるかと思ったな。子供はおおはしゃぎで駆けまわっているが勢いついてカベに頭をぶつけている子もいた。
一番気を付けなければならないのはカメムシ!忍者村のトイレにも「カメムシが大量発生しています」と注意書きがあったように、からくり屋敷の中にも迷い込んでいるようで斜めの部屋にも床に2匹のカメムシが張っていた。際どい位置でなんとかカメムシを交わす子供。カメムシも必死で臭いを出してアピールしているが、、、臭いも角度もつらいよ。
1つのアトラクションでここまでの満足感!忍者村ってすごいわ〜、と思った。からくり屋敷は斜めの部屋でどれだけ遊ぶかにもよるが40分くらい楽しめた。回転する扉でさらにクルクル。お前ら大丈夫なのか??
お次はスラローム。こちらでは乗り物に乗って、結構な角度の下り坂を滑り落ちる。陽菜は1人で乗れそうだがりっくんはきついか。じゃ、俺と乗るか。これも相当気に入ったようで、もっともっと!とせがまれた。確かにミニジェットコースターみたいで楽しい。
アスレチックコースへ。下は水になっていたり着替えを持ってきていない身としてはかなりの注意と覚悟が必要だ。陽菜はさすが小学生だけあって、わりと高いアスレチックもこなしていた。りっくんはかなり怖がっていたが年少では仕方あるまい…
戸隠名物、蟻の塔渡り。実際の名所にちなんだアトラクションもあり楽しい。ちなみに、このアスレチック、多少恥ずかしいかもしれないが大人がやっても問題ないらしい。子供のお供のふりして楽しんでいる親もいるに違いない。そう、自分のことです。
いやぁ、それにしてもアスレチックが豊富なラインナップだこと。簡単なものから難しいものまでいろいろです。
ターザンロープ。陽菜はこれが一番好きなんだそうだ。りっくんもチャレンジ!最後のガンッて反動来るところが心配だったが無事こなしていた。
水ぐもの術では、少なくとも水に落ちている人を2人見かけた。子供が落ちているのは元気があっていいなと思えるが、はりきったお父さんが落ちるのは、、ちょっと気まずいですよね。自分はやれと言われたが、断る!を貫いたw
奥の方にはむしろ大人向けなんじゃないかと思える、高さのあるアスレチックが林立。みんな怖いのか、大渋滞していたな。陽菜やりっくんも高さのあるアスレチックはさすがに怖いようで、早々と退散していた。自分も小さいときはこの高さ、できなかったな〜。
気が付いたら14:00過ぎ。一応この後、戸隠からくり屋敷に行くつもりだったが、まだまだ施設利用券残っているし、見ていないところもある。忍者村でからくり屋敷にも行ったし、これだったら今日は忍者村で1日過ごすでいいんじゃない?となり、ここで昼食をとっていくことにした。でも食事処も14:00にもかかわらず超混雑。
食券買って並ぶも、すぐには出てきそうにない、ということで妻に場所だけ取ってもらって、自分と子供は施設利用券消費の旅に出かけたのだった。
まず手裏剣投げ。1人5投!5投中3つが的に刺されば景品がもらえるが、刺さるどころかりっくんは標的に全く届かず、あえなく失敗。
吹き矢は自分も挑戦。よく飛ぶんだが、標的に当てるのは難しかった。1つだけ刺さったが敗退!修業が足りないでござるな。りっくんも陽菜も肺活量が足りないのか、全然飛ばない。うーん、これは子供にはちょっと難しいな。そして施設利用券を、あっさり消費してしまうので、何ともむなしい感じだった^^;
(14:55-15:15 昼食)
食券を買ってから1時間近く、ようやく出てきた。アボカドバーガーやニンニンバーガー。なかなかおいしいです。15:00過ぎてるから、ここであんまり食べると旅館のご飯食べられなくなっちゃうし。
最後に忍者屋敷へ。ここもからくり屋敷に近いところはあるが、どちらかというと、忍者の展示や鏡の間など、展示が多かった。
紐が行く手を阻む間も。混雑していたら到底無理だが、誰が一番早く脱出できるかを競っても楽しいかもしれない。
ちょっと怖いようなオブジェも。特にからくり部屋みたい所で子供を置いてきたら大変なことになりそうだと思いました。手をつないで進むことをお勧めします。
最後にもう一度スラロームをやっていい時間に。一日忍者村で遊ぶことになるとは!でも大人もとても楽しめるいい観光地だと思いましたね。こういう観光地がもっと家の近くにあってくれればなぁ〜。そして帰りは相変わらず遠い道のりを歩いて帰りました。重いりっくんを抱っこして!これも修行ですかね。臨時駐車場にはほとんど車はなかった、めいっぱい遊んだということでしょう。
帰り道は、これでもかという霧の中!忍者の里というか不思議な雰囲気です。
(16:42 信濃町ICイン)
ここから野沢温泉まで1時間。信濃町ICでまさかの高速道路で逆方向に行ってしまうというアクシデントがあったが、幸い次のICまでそれほど距離がなかったのですぐ戻ってこれました。
野沢温泉というと大学のサークルでスキー合宿で来て以来か。当時は温泉とかあまり意識していなかったが、大人になって野沢温泉の湯めぐりが以下にレベルが高いか知っている今なら、この温泉街も100倍楽しめそうだな。細い道を入っていき本日の旅館へ。
③中島屋旅館(17:40 チェックイン)
駐車場が分からなかったので旅館前で一旦停車。昔ながらの温泉街は道が難しいですね。車を移動してもらい、チェックイン。ロビーの熊の毛皮が印象的でした。
信濃という部屋。長野らしくていいですね。
この旅館は、熊の手洗湯という有名な公衆浴場の向かい側で、部屋からも公衆浴場が良く見えた。夕食の前に少し入ってこようかな。ということで夕食前にひと風呂。野沢温泉の湯は熱いと色々なサイトに書かれていたが、熊の手洗湯は熱湯とぬる湯に分かれていたので助かった。
運よく誰もいなかったので、記念写真。泉質いいです。緑掛かって見えるのは床がそうなのか?臭いはやや硫黄臭がします。ぬる湯に十分に浸かったあとで、最後に熱湯にちょっと入るくらいですね。
公衆浴場の外には温泉卵用のボックスが。源泉は75℃と高温のようで、それを利用して温泉卵を作れるのですね。実際、網が入っていて中に卵が入っていました。こんなのも野沢温泉ならでは!なかなか他では見られません。
夕食 18:30-19:20
宿に戻って夕食。今日のメインはりんごで育った信州牛の焼肉。特選カルビ、上カルビ、モモ、ハラミと美味しいどころが揃っています。
陽菜も小学生メニューになったので、大人と同じ量のお肉が出されて喜んでいました。
他にも野沢温泉の地元食材を使った一品が多くて楽しめる内容になっていました。
まぁ焼肉の臭いがやはり強烈なので、会場を出たときは完全に脂の臭いになってましたけどねw寝巻に臭いが付くのが嫌な方は気を付けるといいと思います。
ご飯の後部屋でくつろいでいると外で花火の音が!ちょっと外に出てみると宿の若旦那がいて、えびす講のお祭りをやっていて、近くの道路を登ってくと花火が良く見えることを教えてくれた。ちらっと見てくるか。
11月に花火が見れるとはいいねぇ、少しの時間ですが楽しめました。紅葉と花火が両方見れるとは、なんと贅沢な!
風呂 20:10-20:40
りっくんとお風呂タイム。露天風呂はないが、こちらもいい温泉でした。公衆浴場が多いからか、40分くらい入っている中でだれ一人入ってこなかったな。少し水で埋めて入ることができたしラッキーでした。源泉かけ流しだからあまり加水したくないところですが、熱いから仕方ない。。。
④野沢温泉 公衆浴場巡り(21:35-22:50)
さて、子供も寝しずまったころ、楽しみにしていた公衆浴場巡りへ。野沢温泉の公衆浴場は23時まで。1時間あれば半分くらい回れるだろう。もちろん見るだけでなく、浸かれそうなところは入ってきます。
夜の温泉街、このオブジェは最初なんだろうと思ったが野沢温泉の道祖神のようで、夜見るとちょっと怖いかも。そこに黒猫!不吉だと思ったが、すごいスリスリしてくる。どこかの家猫か?エサは持っていないのよ、すまんねぇ。
まずは散策から、夜の麻釜熱湯湧泉。ここは地元の人が野菜を洗いに来る観光名所だが、一般人には危険なのでロープがかかっていた。熱湯が湧いているだけに、立ち入り禁止のロープ付近は温かくて心地いい。
近くには神社も。階段があったが、さすがにこの暗さでここを登っていく勇気はないなぁ。
この辺りは夜は明かりも少なくてちょっと怖いですが、関東ではなかなか見れないくらいの小さな星まで見えるから、まさに満天の星が鑑賞できますよ。さて、引き返して温泉街へ。まずは一番有名な大湯から行きましょうか。ここはさすがに人気だけあって人がたくさんいて写真は撮れなかった。
こちらは上寺湯。他の公衆浴場に比べて熱さは入りやすかった。温泉巡りをしている人はルートが決まっているのか、同じ組と相席になることが多かった。中学生くらいの子供と父のペアと3か所くらい被ったなwなんというか、「あ、また会ったな」とお互い分かっていながら声をかけない微妙な雰囲気。1人ならまだ声掛けやすいけどねぇ^^;
他に一通り公衆浴場を巡ってみたが、熱くて入れなかったものも多かった。熊の手洗湯が一番好みかな?そんな浴場が目の前にあってよかった!明日ももう1回くらいはいってこよう。やはり野沢温泉はいいなぁと思ったのだった。