陽菜も無事卒園し、
三世代での四国旅行。天気は
2~3日前まで雨の予報だったのでインドアの代案も作っておいたが
当日は良い天気になりとても恵まれた旅行となった。まぁ、今回は初日というか
出発時にこれまでにないトラブルがあったり一時はどうなることかと思ったが、終わってみればトラブルが遠い昔のことに思えたし、それくらい楽しめた旅行だったということだろう。ちなみに
四国へは自身初の上陸!一気に4県を回れるので、日本全国制覇にも近づけるし、行ってみたかった
道後温泉や龍河洞などもようやく行けるということでとても楽しみにしていた。事前に立てたプランは
こちら(今回も大分変わってしまったが)。
プロローグ(5:10 自宅発)
関東から四国に旅行に行くには大抵の場合は飛行機を使うだろう。今回はジェットスター7:55 成田→高松の便にのるため、つくばに4時半に父母集合。陽菜もりっくんも直前まで起きず少し出発が遅くなったが、それを見越しての時間設定なので大丈夫。まだ薄暗い中出発!
(6:15 USAパーキング着)
ちょっと道を間違って成田空港に入り焦ったが無事
USAパーキング到着。ここを利用するのも
2014年沖縄旅行以来か、久しぶりの利用ですな。
2泊3日で洗車付きで2300円程度。相変わらずリーズナブルで助かります。
USAパーキングのバスで第二ターミナル着。ジェットスターは第三ターミナルから出発するので、第二ターミナルから第三ターミナルに移動する必要があり、バスに乗って移動。バスに乗るまでも結構距離があるので、荷物が重くなければ歩いて行った方が返って楽かも。
第三ターミナル着。意外と時間が押しているので、朝食はローソンでヒレカツサンドを購入。手荷物を預けて、検査を通過して、一同これから向かう四国を楽しみにしながら搭乗口を目指していたんだが、そこで事件は起こってしまった…
そもそもこの時の状況は最終搭乗コールがされて、もう乗れるかギリギリの状況。直前で気づいたし、どうしてこんな遅くなったかわからないが、手荷物検査から大分距離が遠く、ゆっくり歩いていたからだったんだろう。チェックインは済んでいたので、自分の名前が呼ばれたくらい遅かった^^;それでも一応6人、搭乗口に到着し最終搭乗チェックインするところまでこぎつけたんだが、なぜか母の搭乗QRコードが認証できない。なぜだ??
「お客様は荷物検査で、持ち込めないものが含まれていたようです。何度か場内放送でお呼びしたのですが、出発時刻も迫っておりますので、残念ですが搭乗できません。」
なんですと!?母が言うには、モバイルバッテリーが預けたキャリーバッグに入っていたようで、それが引っかかっている模様。「何とかなりませんか?」と言うも、規則なので従業員ではどうにもならないだろう。そこでどうやっても全員は乗れないという事で選択肢は2つらしい。
①母1人だけ残る
②全員残って次の便に乗る
ちなみに便を変更するのは追加料金がかかり、全員残ると結構な追加料金になることを補足してもらったが。。。
「次の便というのは何時ですか?」と聞くと、「空いているのは17:55の便(到着は19:25)になります。」
遅い、遅すぎる。。これでは1日目の予定崩壊+宿の夕食も間に合うかわからんじゃないですか。。即決を求められる状況なので考えている時間はほとんどない。母一人で残って手続きとかできるのかという心配もあるが、少なくとも全員残ると6人分の空きがないと乗れないため座席の状況が不明瞭な中リスクが高い選択だと思った。前者であっても、遠隔で自分が指示したり、代わりに予約を取ればなんとかなるかということで、母1人残る選択肢を選ぼうとしたとき、「私も残ります」と父。現役ビジネスマンの父がいれば少し安心か、ということで結局いつの便に乗れるのかわからないまま父母を残し飛行機に乗り込んだのだった。上の写真は成田空港に残留が決定した父と母。この時、当の本人と今回のプランを企画した自分としては、この状況をどう解決するかで頭がいっぱいだったろう。
(8:15離陸)
で、搭乗。急いでスマホで空きを調べた所、ジェットスターの高松空港行きは7:55~、10:35~、17:55の3種類。なるほど、10:35~の便に乗れればベストだが空きは1席。うーむ、父母の2名だと乗れないしやはり残るのは1名にしておくべきだったかとも思ったが、キャンセル待ちがあるかもしれないからスタッフに相談してくれという話と、ジェットスターでなくても他の航空会社でも構わない話、また到着は高松空港でなく、徳島阿波踊り空港でもよいという旨を父母にメールし、約1時間連絡が取れない何とももどかしい空の旅となったのだった。ちなみにりっくんは初フライト。離着時はびっくりするかなと思ったが、平然としていたのだった。
予定より20分遅れて高松空港到着。まぁ遅れたことはどうでもよく、父母のこの1時間半の検討の結果どうなったか?が知りたい。メールが届いていたのでドキドキしながら見ると。
「10時半の便に乗れ、12:15分着予定です。」
よし!思わず声が出たのだった。これからのプランは飛行中に考えてあって、栗林公園に行くのをやめて空港付近で父母を待つという選択だった。高松空港を見学して、空港に隣接されている「さぬきこどもの国」で遊んでこよう。
①高松空港(9:40-10:40)
元々じっくり見るつもりではなかったが、一応この空港には展望台とさぬきうどんのだし汁が出る蛇口があるという情報は知っていた。ならばその辺を見てくるか。それにしても別名うどん県だけあって本当うどん屋が多い。ヤドンのうどんは子供受け抜群だし、椅子までうどんの形とは恐れ入った。
あった、これがさぬきうどんのだし汁が出る蛇口か。どれ一杯。。。うまい!うどんの汁を飲み物として意識したことはなかったが、寒い日にだし汁はアリですね。陽菜もりっくんも熱い熱い言いながらおかわりを要求してます。
展望台へ。
空港の展望台だけあって見渡す限り何もないが、遙か遠い芝生に「さぬき」のアートが施されており香川だなぁと。たまに発着する飛行機をしばし眺めてレンタカーの手続きに入ります。
高松空港は今回は日産レンタカーを利用。エルグランドの白ですか。今乗っているビアンテよりも広く、スピード感も全然違った。やはり高い車はいいね。では父母の到着までさぬきこどもの国へ。
②さぬきこどもの国(11:25-12:15)
この施設は無料で建物の周りに空中廊下のようなアスレチックがあり、見るからに楽しそうな場所だった。こうなると陽菜もりっくんも大喜び。陽菜はどんどん先に進むがりっくんは一部怖いところがあるようで妻と一緒に。陽菜まってくれーと言うが先に行ってしまった。迷子は勘弁して欲しいんだが、、
案の定見失ってしまった。途中クネクネしていたからそんなに早く進めないはずだからどこかの分岐で降りたのか?結局最後まで空中アスレチックを進んだが見つからず、戻ったところで発見したのだった。やっぱり怖くて進めなくなったんだな。
室内もアトラクションがたくさん。科学館のようになっていて、遊具・パソコン・楽器・実験などいろいろ楽しめそうだった。これで無料とは、驚きです。
元々の予定では高松の栗林公園に行くはずでしたが子供にとってはこっちのほうが楽しいでしょうね、そうこうしているうちに父母が乗った12:15着の便が到着する時刻に。
到着をお出迎え。思ってみれば4時間半前に搭乗を断られたときこの時間に合流できるとは思っていなかった。最良のリカバリができたな。
電話で空港前で待ち合わせして父母と合流。よかったよかった。ちなみに、搭乗を断られた後どうしたか?というと、まず相談カウンターにたどり着くまでが大変だったらしい。
手荷物検査のところから出ようとしたとき搭乗券を確認されたが、自分がEチケットですべてチェックを通してきたので、父母は自分の搭乗券を持っていなく、検査場から出るための交渉があったとのこと。結局状況を察した警備員に免許証を見せて通れたようだが、、やはり大人数でのEチケットはこういうとき危険だ。
で、ネットで確認したときは10:30の便は空きが1名だったが、確認したところいくつか空きがあって乗れたようだ。ちなみに差額は1万円。ジェットスターだから指定の時間に乗れないと買い直しと思っていたが、差額で済んだらしい。別の空港会社で検討しなくてよかった。
で、得た教訓は以下。
①バッテリーは手荷物として機内持ち込みにすること(発火の恐れがあるため)
②ギリギリにチェックインするとこういう時にリカバリが効かないから早めにチェックインすること
ちなみにジェットスターでは機内の飲食は持ち込んだアルコールはNGだが他は大丈夫そうだった。久しぶりに乗ると注意点を忘れてしまうわ。
(13:25 高松中央ICイン)
ようやくメンバー揃ったところで、向かう先は徳島。今回の旅行は四国4県を時計回りに進み、1日目は香川・徳島、2日目は高知・愛媛、3日目は愛媛・香川を観光する予定。それぞれの県にたくさん魅力があるが、まわり切れないので代表地点か、ここは行きたいというところに絞ってプランを組んでいます。徳島では、鳴門海峡と、お遍路の入り口である霊山寺へ。金刀比羅宮、祖谷のかずら橋も行きたかったが子供がいるとちょっと厳しそうですからね。
③鳴門海峡 渦の道(14:10-14:55)
高松はいい天気だったが、渦の道に近づくにつれ天気が崩れてきた。ここは天気が変わりやすい場所なのか?入り口で写真。
渦潮はいつでも見られるわけでなく干潮時と満潮時が見ごろとなるので事前にその時間を確認しておく必要があります。今回は父母との合流が少し遅れたためピークの時間は過ぎてしまったが、12:30がピークで前後2時間が見ごろということなので、何とかギリギリ間に合いそうだ。
渦の道、想像以上に風が強い。今日は天気も良く20℃を超える予報となっていたが、ここの風は冷たく天気もよくないから予想外に寒いぞ!しかも随分長い歩道だなぁ。歩道はところどころ底がガラス張りになっていて下を見下ろすことができるので、かなり高いところを歩いているのが分かります。この高所で、この風。両サイドは格子状になっているとはいえ恐怖です。
そしてようやく展望室へ到着!どれどれ、、
渦、、、にはなっているようで、なっていない感じも。ピークからは時間過ぎてるからこんなものか。でも潮流の速さが印象的。まるで川のような流れ方をしていた。ここ鳴門の渦潮は世界から見ても大きなものらしいし、この潮流こそが渦の動力源なんだろうな。
強烈な潮風のおかげで手や髪はべとべと。湿気でりっくんの頭もクセが出てすごい。鳴門海峡の渦をも超えるりっくんのくせ毛でした。
戻って休憩所で一休み。暖房が心地よい。。ひな人形も飾ってあるし、1カ月くらい時間が戻ったような感じです。
続いて、大鳴門橋架橋記念館 エディに行ってみます。最初場所がよくわからなかったが駐車場から見える円柱型の建物です。渦の道とセットで一人900円。
④大鳴門橋架橋記念館 エディ (15:10-16:00)
ここのポイントは4Kの360°シアター。阿波踊りや漁港の様子、鳴門海峡の景色が360°見渡せるので確かにこれはすごい!
ちなみにちゃんと360°違う映像が流れているからどこを見るか迷いますね。
最初の方にシアターが出てきますが、後にも面白いアトラクションがたくさん出てきます。渦のでき方や、黄金分割の話など参考になる情報もいろいろ展示されているので楽しいです。ただ見どころの「うず丸」が中止になっていたのは残念だったな。
陽菜も最初は「全然面白くないじゃん!」って言っていましたが、魚とりゲームとか夢中になってやってました。ちゃんと順番守って遊んでね。バーチャルリアリティなんかもあって最新の体験型博物館という感じ。
グラフィック的にもきれいだったのがPlay the Eddyと言われる部屋。プロジェクタで渦が投影され、数分に一度渦の洪水のような演出がされます。写真でとってもこのきれいさ!生で見ると癒されます。
渦の洪水の演出では妻が渦に飲み込まれるような感じになったが、子供が「助けなきゃ」っていって駆け寄っていました。えらいえらい。父母もこれには感心。
屋上へ。天気は相変わらず雲がかっていますが、鳴門海峡が見えいい景色。ちなみに周辺にエスカヒルという長いエスカレーターを登って展望台に行ける場所もあるので天気がよければそちらに行ってみてもよいかも。
続いてプチお遍路へ。四国八十八ヶ所といったらお遍路。霊山寺に行くのは結構個人的にも楽しみでしたし、父母も行きたがっていました。鳴門海峡を離れると、先ほどの天気が嘘だったかのように晴れて快晴です。
⑤第1番札所 霊山寺(16:30-17:00)
八十八ヶ所の一番目なので、一番さんとも呼ばれるそうです。早速御朱印をもらいに受付所へ。
何と中にはお遍路を終えたところの若者がいらっしゃいました。八十八番目の大窪寺から逆巡りしてきたそうです。春休みの都度四国へきて今回4回目で回り切ったとのこと、お疲れ様でした。ちなみに1⇒88に回ることを順打ち、88⇒1に回ることを逆打ちなんていいますが、逆打ちの方が会いたい人に会えるということから人気があるという話もあります。
本堂の方へ。
りっくんがはまってしまったのがここ。水の上に地蔵が5体設置されているが、ここにお賽銭がたくさん投げられていて、りっくんもここにお金を乗せたいと言う。でも3歳ではそんな上手に投げられません。ところがりっくん2回目で乗せました!
どれどれ、自分も。。やってみると意外と難しくて、お金が跳ねてしまうのでうまく台に乗らない。それを見た周りの人もチャレンジし始めたがうまくいかず、すごく難しいんだと分かりました^^;鳩の止まり木になってしまっているし、まさかこんな用途に使われるとはお地蔵様も思っていなかっただろうな。。。
本堂はとても立派だった。天井からぶら下がる金の飾りと明かりが幻想的!17:00までということでギリギリの参拝となりましたが、さすが1番所という雰囲気。白衣(びゃくえ)を着て菅笠(すげがさ)をかぶった人が目立ちます、もしお遍路するからには歩いて回ってみたいですね。だいたい40〜50日程度とパンフレットに書いてありました。でも夏と冬は避けたいなぁ^^;
「天井も是非見ていってください」とのことなので、見上げると、見事な龍が。
さて、霊山寺の観光はこれでおしまいだが、一番所の霊山寺と二番所の極楽寺はとても近いので車での移動にはなりますがプチお遍路をしてみたいと思います。
⑥第2番札所 極楽寺(17:10-17:20)
霊山寺もそうだが、17:00で営業時間は終了してしまうので、極楽寺は人も少なく静かでした。でも八十八ヶ所の冠がついているだけあってしっかり整備されています。まぁそうですよね、八十八ヶ所の中であそこは汚いとか他と比べられてしまうので、冠がついている以上は維持管理が大変なことでしょう。
本堂へは長い階段を上って進みます。今回は観光で来ていますが、いざお遍路となるとどんな心持でお参りするべきなんだろう?そんなことを思いながら10分程度ですが、散策してきました。
吉野川SAで美濃田の淵をちょっと見てこようと思いましたが、時間が押してしまったこともあり今日はこのまま宿に向かいます。明日は高知を観光するという事で、なるべく高知に近いほうがいいかなと思い、徳島の祖谷の入り口まで向かうことに。
旅館は坂を登った高台に建っていて、池田の町が見渡せる展望のよいところだった。四国はやっぱり中央部は山が多く、そこを縫うように道路が通っているので、建物も山を削ったような場所に建っているものが多いです。
⑦大歩危祖谷阿波温泉 あわの抄(18:30チェックイン)
料理を19時からに指定して部屋へ。これはこれはかなり古い建物だ、今回は207号・208号の2部屋に泊まるが、隣が204号になっていたり部屋の並び順がかなり変だった。203⇒205⇒206⇒204⇒207⇒208と並び、204号の壁には大きなヒビのようなものが。なんかあったのか??また廊下の細さはこれまで見た旅館の中でも最高レベルだ。
19時までしばし休憩。父母が泊まる208号室(右写真)、タバコ臭い!これはひどいな、早速ファブリーズしたが。。ちなみに207号室(左写真)はいきなり布団が敷いてあったが、208号室は敷いていなかった。カウンターでは食事の際に布団を敷きますと言っていたが何故だ?そして、食事から帰ってきても208号室は布団が敷かれていなかったという。。。
夕食(19:10-20:20)
夕食はワンドリンクサービスのコースだったので、父はビール、陽菜はそれを見て陽菜もビール!というのでちょうど子供ビールというのがあったのでそれを頼んだ。見た目は本当にビールです(味は炭酸リンゴジュース)。
メニューは豚と鯛のしゃぶしゃぶ。柔らかくて美味しかったです。他に天ぷら、茶碗蒸し、鯛めしなど。
スタッフの方に写真を撮ってもらいました。鯛めしの他にご飯もお替りしてしまい満腹です。
りっくんもビールが飲みたいというのでついであげたが、やっぱいらない!って。どんだけ気まぐれなんだか。食べてる最中も出歩き回って落ち着かないりっくんでした。
風呂(20:50-21:15)
ここの温泉は、口コミでも入るとヌルっとして良いと書いてあったので楽しみだった、その通りの名湯だった。静岡の堂ヶ島温泉や、木曽の南木曽温泉と似ていて、入った瞬間にヌルっとするアルカリ泉。四国にもいい温泉がありますねぇ!ただちょっと熱くてりっくんには厳しかったか。仕方ないから自分だけちょこっと浸かってきました。
陽菜は母と入って出たのが22時過ぎ!熱いのに頑張って入ったそうですね。母と入りたがっていたし、陽菜も楽しかったと思います。明日もアンパンマンミュージアムとかあるからお楽しみに!
今朝は早起きだったが、最後の方は飛行機に乗り遅れたことも忘れていました。よくよく思い返してみると、本当濃い一日だったなぁと。もし19:35に高松空港着の便になってしまったら、今頃父母を連れて宿に戻ってきたころか(帰りみちにどこかで夕食でも食べて^^;)。結果的にさぬきこどもの国が素晴らしい施設だということが分かったし、うどんのダシ汁も飲めたからこれはこれでよかったかなと思う。
明日は朝から高知に出発するので、朝もかなり早めです。運転距離も長いが頑張ります。