昨年11月刊の伊藤礼著の「こぐこぐ自転車」平凡社、読了。著者は72歳の元大学教授で「チャタレイ婦人の恋人」を翻訳し猥褻事件となった伊藤整のご子息である。
戦後の発禁本の文学者の息子さんが72歳とは、戦後なんてもう誰も言わないはずだ。
それはさておき、この本は図書館で借りた。大学退官間際に自転車の楽しさに目覚めたご老人のお話である。自分の行く末と重ねあわせて読みました。面白かった、でも買わない。買えばこういう世界、安楽なご老人サイクリストの世界へ入り込んでしまいそう。10%の箱根の坂を押して登るようになるにはまだ早い!
著者の絶妙なエスプリだけいただくことにいたしましょう・・・
戦後の発禁本の文学者の息子さんが72歳とは、戦後なんてもう誰も言わないはずだ。
それはさておき、この本は図書館で借りた。大学退官間際に自転車の楽しさに目覚めたご老人のお話である。自分の行く末と重ねあわせて読みました。面白かった、でも買わない。買えばこういう世界、安楽なご老人サイクリストの世界へ入り込んでしまいそう。10%の箱根の坂を押して登るようになるにはまだ早い!
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