盆も終わってひと段落、午前中はサイクリングとした。8時前に家を出て、お手軽、椿~西山~堂が山~和無田コース47㎞。暑いが、この程度であれば耐えられると思った。
しかし、めっきり遅くなった脚では速度も出ず、微登りの続く椿までの道はなかなか堪えた。水の補給だけは忘れずクランクを回したが、途中で帰ろかな、などと思ったりもした。帰路は下りなので、全くそんなことはなく快調だった。
で、途中に寄った和無田池、姫コウホネはまだ咲いていた。今日は、この池にそそぐマンボを覗いてみた。流れに手を入れると、この暑さにもかかわらず、水は信じられないほど冷たく、気持ちが良い。
マンボは日本のカナート(イランでの灌漑地下用水路)とも言われている。いなべから鈴鹿にかけ鈴鹿山麓に数十か所存在する。和無田のマンボは江戸末期に開削され、延長490m(市の資料)開削したときに土を出した「日穴」という縦穴が13あると言われる。マンボは「間歩」で鉱山の鉱坑の呼び名から来ているらしい。
高さ1.2m程度の高さであり、蝋燭か灯明の明かりで、かがんで掘ったであろう素掘りのトンネル。先人の苦労はいかばかりかとしばし思いをはせる(写真)。
10時に帰宅したが、この時刻であれば、猛暑でも大丈夫かな。