恵方巻を食べる。風水など中国占術では方位を二十四に分けているらしい。
先日、婆さん宅の遺品類を整理していて、古文書を発見。昭和37年の新聞紙が敷かれた箱に入っていた文書類の中に先祖の家相図があった。天保5年2月(1834年)に占ってもらったようで、方角線の入った3枚の家の平面図と占い結果の文書(写真)が出てきた。
まだ読解していないが、家内のあちこちの方角に吉と凶を判じ、吟味して対応すること、おろそかにすると災いがあると脅しているようだ。
実は、この時、若夫婦と子ども二人、妻の伯母(養子縁組の関係で法的には祖母)と一緒に暮らしており、恐らく、妻と祖母のが病気がちで大変な状態だったと想像している。妻は19歳で二人の幼児を残して、その年の9月に、祖母は10月に62歳で相次いで亡くなっている。(こうした事は、戦前に父等が過去帳などを調べた系図が残っており、借金等の文書の解読と併せ判明した。)
(実は悲劇は続き。天保8年には長男も他界、夫も天保9年に26歳で他界し、6歳長女が家督を継ぐこととなった。さすがに2年余りは他界した父の名で借金しているが、8歳からは店の代表として数百両の借用書や貸主からの400両の督促状が残っている←再借り入れで切り抜けている。)
4代前の先祖の時であるが、すがるような気持ちで家相を見てもらったのであろう。思いは、いかばかりであっただろうか、その後の試練とか想像もできなかったのではないかと・・・色々思う。