嬉野町、合ケ野の中村川にかかる丸太橋の新緑を描いている。昨年9月頃に一旦筆を休めて、額に入れていたが、再度、完成に向けて描き進め始めた。(写真;上が7月時点、下が現在)
作業は細部の描き込みなのだが、全体を見ないで、細かい所の補正ばかりやっていて、今日は、なんか変だな?と全体風景と見比べてみると、木々の枝葉の光の表現がおかしい。
最初の修正箇所は良かったが、隣も、隣もと、よく見ないで修正したものだから、全体がおかしくなった。
枝見て、木を見ずと言うか、木を見て森を見ずというか、最終段階でこれだから、自分のレベルにがっかりした。
7月(上)と現在(下)を比べると、左側の岸辺がより暗くなっている。先生の助言で加筆修正したのだが、この事によって、見る人の視点が散漫にならず、絵の中央部へ行き、奥行き感も強調されているのではないかと。午前10時から10時半頃の景色で、5月の左側の岸辺は修正前の絵のように暗くもないが、6月はこのように暗い。そういう意味で、5月の光のをベースとして、6月の光の状態を加えている絵だ。
絵は2次元のなかに立体(3次元)を表現する事だと思うので、先生の助言は有難い。