現実味帯びる4月パニック 「日切れ」失効なら株価暴落、輸入品高騰(産経新聞) - goo ニュース
18日召集の通常国会を前に政府・与党の足並みが早くも乱れ始めた。3月末で期限切れとなる歳入関連法案(日切れ法案)をめぐり、1月中の衆院通過を主張する参院自民党と、国会冒頭からの混乱を恐れて慎重姿勢の衆院自民党の軋轢(あつれき)が広がっている。民主党は揮発油税の暫定税率廃止を掲げ、早期解散に追い込む構えを見せており、衆参の足並みがそろわぬまま国会に突入すれば、ガソリン買い付け騒ぎや株価暴落、輸入品高騰など、消費者を直撃する「4月パニック」が現実味を帯びてくる。
「○月危機」という言い方はよく耳にしますが「4月パニック」というのもその一種か。
こういうあらかじめ想定されている「危機」が実際に起こることはまずない。
「パニック」だの「危機」だのってのは、まったく予想もしてなかったときに起こる。
人間、想定されるものには対処をするものなんでしょう。
今や懐かしき「Y2K」なんてその最たるもの。
あれだけ大騒ぎしたのに、そして大騒ぎしたからこそ、何も起こらなかった。
それにしてもこの記事の書きぶりも酷い。
「揮発油税などの暫定税率が消えればガソリン代が1リットル当たり約25円下がるため、ガソリンスタンド前に車の長蛇の列ができるだろう。」っていったいどういうこと?
日本人、そこまでアホちゃうでしょう。
いや大新聞がこんな記事掲載しちゃうくらいだから、あながちそんなものなんだろうか。
もちろん道路特定財源なんて既得権益の権化みたいなもの、さっさと廃止してもらいたいと思っているけど、国も地方もそれをあるものだと当て込んで次年度の計画を立てている以上、現実的にはこの期に及んで揮発油税の歳入が減ってしまったらそれこそ大混乱になることだろう。
民主党がギリギリのところまで突っ張って、次年度以降の暫定税率廃止と引き換えに今回は暫定延長に同意する、ってあたりが落とし所になるんでしょうかね。