昨日のエントリでは直感的なコメントしかしませんでした(疲れてたので)が、改めて最近の物価上昇について雑感を。
今日の日経朝刊でも「悪い物価上昇」といった表現が使われてましたが、現在の物価上昇は原油など原材料価格の上昇を要因としたもので、値上げして売り上げが上がっても原価も上がっているので利益は増えず、労働者の賃金にも回らない。
消費者からすると収入は上がらず物価だけが上がることになる、というわけですね。
見方を変えれば、デフレ時代に労働分配は絞れるところまで絞り切られており、企業とすると原価が上がればそれを価格に転嫁する以外に吸収する術がない、ともいえます。
少し前からデフレが収束したかのようにも言われてますが、価格上昇→企業の収益改善→賃金上昇→消費拡大というサイクルが回るところまで来る前のタイミングで原材料価格上昇に襲われてしまったのが今の状態。
本質的には、デフレ時代と経済実態は変わっていないのかもしれません。
今日の日経朝刊でも「悪い物価上昇」といった表現が使われてましたが、現在の物価上昇は原油など原材料価格の上昇を要因としたもので、値上げして売り上げが上がっても原価も上がっているので利益は増えず、労働者の賃金にも回らない。
消費者からすると収入は上がらず物価だけが上がることになる、というわけですね。
見方を変えれば、デフレ時代に労働分配は絞れるところまで絞り切られており、企業とすると原価が上がればそれを価格に転嫁する以外に吸収する術がない、ともいえます。
少し前からデフレが収束したかのようにも言われてますが、価格上昇→企業の収益改善→賃金上昇→消費拡大というサイクルが回るところまで来る前のタイミングで原材料価格上昇に襲われてしまったのが今の状態。
本質的には、デフレ時代と経済実態は変わっていないのかもしれません。