そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

『呪文』 星野智幸

2016-02-13 23:30:02 | Books
呪文
星野 智幸
河出書房新社


各所で高評価だったので読んでみたが、期待外れ。

社会に活躍の場を持てない輩が、正義感や理想主義に触発されて狂気に染まっていく、という構図は、かつての内ゲバ極左やカルト教団、現代のネトウヨまで共通しているが、この小説はその現実をただなぞっただけ。
なんら新しさを感じなかった。
寂れゆく都会の片隅の古い商店街という舞台装置もあんまり有機的な効果を生んでいるように思えない。
途中で興味を失った。

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