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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

こじつけ

2015-08-04 | 雑学

現役の頃、私の周りに詭弁を弄したり屁理屈を述べたりする人がいました。
この人は、理に合わないことを無理やり理屈をこじつけて語っているのですが、くどくなると聞き手はいい迷惑です。
現在でもOB会などに行くとこのような人がいますが、今日はこの「こじつけ」の語源について調べました。

「無理に理屈をつける」ことや「無理に関連つける」ことを「こじつける」と言います。
「こじつける」を広辞苑で調べると次のように説明しています。
「こじつける」・・・こじつく(故事つけるか)無理に筋の通ったことのようにいい為す。無理に関係付ける。転じて、句や文章を無理やり作り上げる。

このように、「こじつける」は、「故事つける」から生まれた言葉で、「故事つける」とは、どんな話にも、それらしい故事をくっつけて強引に筋を通そうとすることです。

例えば、「風が吹くと桶屋が儲かる」と言う諺があります。
これは、ある事象の発生により、一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶことの喩えですが、この由来は、
1.大風で土ぼこりが立つ
2.土ぼこりが目に入って、盲人が増える
3.盲人は三味線を買う(当時の盲人が就ける職に由来)
4.三味線に使う猫皮が必要になり、ネコが殺される
5.ネコが減ればネズミが増える
6.ネズミは桶をかじる
7.桶の需要が増え桶屋が儲かる

他にも、「馬鹿」の語源について、「鹿を指して馬と為す」と言った「故事つけ」などがあり、これらは故事に関連付けた典型的なこじつけと言われているようです。

何かにこじつけて笑いを取るのはいいですが、他人を言いくるめるなどに利用して欲しくありませんね。