約1か月前、私の畑がある地区で防鳥網を張っていない畑の西瓜や胡瓜、トマトなどの野菜からブドウや梨、リンゴなどの果樹に至るまで、カラスの大群に襲われて、専業農家や家庭菜園者に大きな被害がもたらされました。
私の畑でも、梨の豊水と二十世紀が全滅し、リンゴは8割方落とされ、胡瓜、ナス、ブドウなどに大きな被害がありましたが、今度は収穫を目前に控えた巨峰がアライグマにやられました。
カラスによる被害の後、防獣網を張り、野鳥による被害は食い止めていましたが、ブドウに色がつき始めるとアライグマが網を破って侵入し、ブドウの房を食い散らしているものです。
・防獣網を破って侵入し、食い荒らされて落ちたブドウの袋です。
そこで急遽、網全部を点検し、破れたところを補修しましたが、まだ不十分なところがあったようであり、その後も毎日5~10房落とされ続け、既に全体の5割以上が被害に遭っています。
破れた個所は補修しているにも拘らず、毎日房が落とされているのです。
何処から入っているのか一向に見当がつきません。
・実を食られた後の無残な房です。
考えられるところは、網と地面の接地個所です。
ここは竹や石などで押さえていたので、真坂ここから入ってはいないだろうと思っていましたが、念のため網を押さえている竹が動かないように金具を打ちつけて、固定してみました。
そしてその翌日、畑に行ってみるとブドウの房は落ちていないではありませんか。
どうやらアライグマは、まさかと思っていた網と地面の接地個所の何処からか入っていたようです。
・木についている房も、このように袋が破られてブドウの粒が落とされているものが数房ありました。
まだ熟れるまでには日数を要します。
アライグマには収獲までおとなしくしていてくれることを望みます。