ネジ
2015-08-07 | 趣味
オシャレにこだわりたい女の子の間には、日曜大工などのDIY(Do it Yourself)に人気があるようで、“DIY女子”なる言葉が流行しているようです。
彼女たちの中には、使用しなくなった鏡台の鏡を外して子供の勉強机にしたり、台所の流しの上に大きめの天板をつけ、その下に収納棚を作るなど、部屋を自分好みに改造しているようです。
・、“DIY女子”の作品の一例です。(ネットより)
ところで物を作ろうとするとネジが必要になり、そのネジにはプラスとマイナスがあります。
最近はトルクスやヘキサゴンと言った新しいネジも登場していますが、代表的なネジと言えば、やはりプラスとマイナスです。
でもなぜ、この二種類があるのでしょうか?
そこで調べてみました。
当初、ネジにはマイナスしかありませんでした。
しかし、マイナスネジは力を入れるとドライバーが横に滑ってしまい、意外と使いづらいものです。
そこに注目したのがアメリカのフィリップス・スクリュー社で、1935年に、同社がJ・P・トンプソンの発明したプラスネジの特許を買い取って製品化しました。
そのため、アメリカではプラスネジのことを「フィリップス・スクリュー」とも言うそうですが、それ以降、プラスネジが世界で使用されるようになり、現在では、プラスネジはドライバーが滑りにくく、製造コストが低いなどの理由から8割以上のシェアを占めているそうです。
因みに日本でプラスネジが普及したのは戦後の話です。
昭和27年(1952年)、ヨーロッパの自動車工場を見学していた本田宗一郎が落ちていたネジを拾い、これは「面白い」と大切に持ち帰ったことがキッカケと言われています。