らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

時を分かたず

2015-08-11 | 雑学

文化庁が行っている国語に関する世論調査からご紹介します。
平成20年の調査の中で、次のような例文をあげて「時を分かたず」の意味を聞いたところ下記のような結果だったそうです。

例文:「事件の後には,時を分かたず,厳重な警備が行われた」
この例文の「時を分かたず」の本来の意味はどれだと思いますか?
(ア)すぐに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66.8%
(イ)いつも ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14.1%
(ア)と(イ)の両方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3.7%
(ア),(イ)とは全く別の意味 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.7%
分からない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14.7%

「時を分かたず」の本来の意味は(イ)の「いつも」ですが、この世論調査では、7割近くの人が「すぐに」という誤った意味で理解しており、正しい意味である「いつも」と回答した人は僅か1割強でした。

「分かたず」を広辞苑で調べると、「分かず」に同じとし、「分かず」は、区別をせず。区別なく。「昼夜をー」と説明しています。
「時を分かたず」を、“時を分けることなく”と考えると、時と時の間に空白がないイメージになってしまいますが、「分かたず」は「区別がない」という意味であることを理解しておけば、誤った使い方をしないようになるということです。

「時を分かたず」は日常ではあまり使うことのない表現だと思いますが、本来の意味は、時を区別しないということで「いつも」と言うことです。
誤用しないよう、気をつけたいですね。



2015-08-10 | ナツメロ

今月は、離れて暮らす小学校1年生の孫と接する機会が度々ありました。
事情があって我が家に一人で泊ったこともあります。

両親がいる時は親から離れようとしませんが、両親がいないと、「おじいちゃん」、「おばあちゃん」と言って、私たちの膝の上に坐りに来たり、背中に乗ってきたりします。
それが爺や婆にはたまらない嬉しさとなります。

折り紙やお絵描き、子供用の動物将棋やトランプにも付き合わされます。
適当に負けてやりますが、そうすると図に乗って何度でもさせられます。
孫と遊ぶと疲れます。
でも、爺や婆には嬉しい疲労です。

世間の爺や婆も同じだと思いますが、その可愛い孫を歌った曲に大泉逸郎の「孫」ありますので、今日はその歌をお聴きいただきたいと思います。

「孫」  大泉逸郎 















カルシウム不足の症状

2015-08-09 | 情報

些細なことでカッとし、その感情を制御できないこと、或いは我慢が限界に達し、理性的な対応ができなくなることを「キレる」といいます。
近年、そのような子供たちが問題視されていますが、キレる人は子供だけではありません。
大人や高齢者にもこのような人が増えているそうです。
何故なのでしょうか?

その原因の一つと考えられているのがカルシウム不足だそうです。
カルシウムは私たちの体内に、体重の1~2%の重さで存在していますが、その99%は骨と歯に、残りの1%が血液などの体液や筋肉などの組織にあります。
この1%のカルシウムが出血を止めたり、神経の働きや筋肉運動など、生命の維持や活動に重要な役割をしています。
最新の研究によると、カルシウム不足になると神経が苛立ち、ちょっとしたことで興奮したり、攻撃的になることが分かったそうです。

日本の土壌には火山灰質が多いことから、土自体にカルシウムが少なく、そこから生産される農作物にもその含有量は少なく、従って、食品や水から摂取することができるカルシウム量は欧米人と比べて少ない傾向にあるようです。
しかも、子供の大好物であるスナック菓子などの加工食品、ジュースや清涼飲料などに多く含まれているリン(燐酸塩)の取りすぎがカルシウムの吸収の妨げになっていると言われており、この様な食生活がキレる子供を生んでいるのではないかと考えられているそうです。

つまり、大人も子供もキレないようになるためには、カルシウムを多く含んだ食事をとればいいという結論に達しますが、カルシウムは体内に吸収されにくいミネラルです。
少しでもカルシウムの吸収率を高めるためにはビタミンDを多く含むイワシ、サケ、ウナギ、卵黄などと、カルシウムを多く含む牛乳やチーズ、小松菜、豆腐などと一緒に調理して食べるとよいと云われています。

カルシウムが不足するとキレる以外にも次のような症状が現れます。(ネットより)
・ホネの発育がみだれる事があります。
 特に成長期の子供の場合にはカルシウムを適度に摂取しないと、十分な体格の成長が期待できなくなる事もあります。
・カルシウムが不足すると血液バランスや血行がみだれ、足がツリやすくなったり、手足がしびれやすくなります。
・高血圧・骨粗鬆症(骨粗しょう症)・動脈硬化などのトラブルの一因として、カルシウム不足があげられます
・カルシウム不足が直接イライラ感を生み出すというわけではありませんが、結果として情緒をみだす一因にもなります。

日本人は慢性的なカルシウム不足と言われており、骨粗しょう症は予備軍を含めて2000万人を突破しているそうです。
骨を丈夫にするためにも、そして感情の制御ができてキレない人間になるためにも、食生活には気をつけたいものですね。


秋の雲現る

2015-08-08 | 季節

昨日の大阪の最高気温は36.2度で、連日、猛暑日が続いています。
現在、夏本番、真っ只中と言うに、今日は暦の上では秋となる「立秋」です。

日中は秋の「あ」の字さえ感じさせてくれない猛暑ですが、昨日、早朝ジョギングをしていると秋に多く見られるひつじ雲が出ていました。
一昨夜は熱帯夜ではあったものの、早朝のひつじ雲を眺めながらのジョギングは秋の気配を感じさせてくれる、とても気持ちの良いひと時で、小さな秋を見つけたようなきがしました。

・午前6時9分に撮影したひつじ雲です。


ひつじ雲の正式名は高積雲(こうせきうん)といい、高度2~7km程度の比較的低い雲で、塊が大きく下部が灰色になる事もあるようです。
一方、高度5~13km付近の上層にできる小さなうろこのような雲は、いわし雲やうろこ雲と呼ばれ、正式名は巻積雲です。

両者の簡単な見分け方としては、親指を雲にかざして、はみ出すサイズだと高積雲、隠れてしまうサイズだと巻積雲と云われています。
いずれの雲も、小さな塊状の雲片が群れをなして、斑状や帯状の形をつくり、白色で一部灰色の陰影をもつ雲のことで、まだら雲、叢雲(むらくも)とも言われています。
昨日の雲がどちらに属するかは定かではありませんが、「ひつじ雲」として記しておきます。

・連日猛暑が続く大阪府南部の熊取町ですが、昨日は日中でもひつじ雲が見られました。
 これは小さな秋の現れでしょうか?


ひつじ雲が現れた一方で、東の空には入道雲も顔を出しており、夏と秋の雲が同居している風でした。
これを繰り返しながら、次第に秋が近づいてくるものと思います。

しかし、まだまだ暑い日が続きます。
読者の皆様におかれましては、本格的な秋が訪れるまで、熱中症にかからないように十分注意していただきたいと思います。




ネジ

2015-08-07 | 趣味

オシャレにこだわりたい女の子の間には、日曜大工などのDIY(Do it Yourself)に人気があるようで、“DIY女子”なる言葉が流行しているようです。
彼女たちの中には、使用しなくなった鏡台の鏡を外して子供の勉強机にしたり、台所の流しの上に大きめの天板をつけ、その下に収納棚を作るなど、部屋を自分好みに改造しているようです。

・、“DIY女子”の作品の一例です。(ネットより)
  

ところで物を作ろうとするとネジが必要になり、そのネジにはプラスとマイナスがあります。
最近はトルクスやヘキサゴンと言った新しいネジも登場していますが、代表的なネジと言えば、やはりプラスとマイナスです。
でもなぜ、この二種類があるのでしょうか?
そこで調べてみました。

当初、ネジにはマイナスしかありませんでした。
しかし、マイナスネジは力を入れるとドライバーが横に滑ってしまい、意外と使いづらいものです。
そこに注目したのがアメリカのフィリップス・スクリュー社で、1935年に、同社がJ・P・トンプソンの発明したプラスネジの特許を買い取って製品化しました。
そのため、アメリカではプラスネジのことを「フィリップス・スクリュー」とも言うそうですが、それ以降、プラスネジが世界で使用されるようになり、現在では、プラスネジはドライバーが滑りにくく、製造コストが低いなどの理由から8割以上のシェアを占めているそうです。

因みに日本でプラスネジが普及したのは戦後の話です。
昭和27年(1952年)、ヨーロッパの自動車工場を見学していた本田宗一郎が落ちていたネジを拾い、これは「面白い」と大切に持ち帰ったことがキッカケと言われています。


おおきに

2015-08-06 | 地元紹介

今日は大阪弁の「おおきに」について調べました。

大阪弁の「おおきに」は非常に使い勝手が良い万能語です。
会話の最後に「おおきに」をつけておけば、ものごとが円滑に進むという点では、英語の「サンキュー」とか「プリーズ」に近いような言葉です。
広辞苑には、「大(おお)きに」は室町時代以後の語で、①非常に。大いに。迷惑なことを非難し、また皮肉に言う時にも使う。
                                   ②「おおきにありがとう」の略。関西地方などで広く使われる。
と説明しています。

このように、「おおきに」は、「大いに」、「たいへん」、「とても」、といった分量を表す言葉で、「おおきに、ありがとう」「おおきに、ご苦労さん」などのように下に言葉がついて使用されていましたが、次第に省略されて、独立使用となったようです。

感謝を表す使用例としては、大阪の飲食店では、勘定をすませたお客さんを見送るときに、「おおきに、またのおいでを…」といった使い方や、友人に食事をおごってもらったときなど、「おおきに、ごっつぉさん」と、軽く謝意を表すことばとして日常的に使われています。

更に、恐縮している気持ちを表すのにも、おおきには使われるようです。
例えば、何かしくじりをしでかして、相手に許してもらったときなどは、「おおきに、すんまへん。もう二度としまへんから…」という具合に、拝み倒すようにこのフレーズが使われます。

こういう場合、「おおきに」と「すんまへん」は対句として運用されることが多く、人に頼みごとをするときなどは必ず、「すんまへんなあ、忙しいのに…」といった切り出し方をし、相手が首をタテにふってくれたらすかさず、「おおきに、おおきに、すんまへんなあ」となります。

このように、「おおきに」は万能の言葉ではありますが、逆に大阪弁がきちんと体得できていない人が使うと、人を小馬鹿にしているように思われて、逆効果になることもあります。
また商談などの場で、「おおきに、考えときまっさ」と使われるのは、「ノーサンキュー」の意味が多分に含まれているので、大阪弁のニュアンスがよくわかっていない人は、これを商談成立と勘違いすることのないよう、気をつけなければいけません。


生き馬の目を抜く

2015-08-05 | 雑学

「生き馬の目を抜く」という恐ろしいような表現があります。
でも、表現ほど恐ろしいものではなく、その意味は、すばしっこく人を出し抜き、抜け目がなくて油断できないさまをたとえて言っているものです。
この表現は故事などから生じたのではなく、素早く物事をすることを「生きた馬の目ですら抜き取ってしまうほど早い」と例えた表現なのだそうです。

「馬の目」と例えられた理由は、類句に、「生き牛の目を抉(くじる)」があって、人との関わりが深い動物であったからと考えられているようです。
そして、牛よりも馬の方が足が早く、目を抜くことがより難しそうであることから「生き牛」よりも「生き馬」が一般的に使われるようになったということです。
生き馬の目を抜くほど、素早く事をするさまは良しとしても、他人を出し抜いて素早く利を得るさまは如何なものでしょうか?

それにしても、牛も馬も人間と関わりの深い家畜ですが、その家畜の目を抜いたり、抉(くじ)たりととんでもない表現をしたものですね。


こじつけ

2015-08-04 | 雑学

現役の頃、私の周りに詭弁を弄したり屁理屈を述べたりする人がいました。
この人は、理に合わないことを無理やり理屈をこじつけて語っているのですが、くどくなると聞き手はいい迷惑です。
現在でもOB会などに行くとこのような人がいますが、今日はこの「こじつけ」の語源について調べました。

「無理に理屈をつける」ことや「無理に関連つける」ことを「こじつける」と言います。
「こじつける」を広辞苑で調べると次のように説明しています。
「こじつける」・・・こじつく(故事つけるか)無理に筋の通ったことのようにいい為す。無理に関係付ける。転じて、句や文章を無理やり作り上げる。

このように、「こじつける」は、「故事つける」から生まれた言葉で、「故事つける」とは、どんな話にも、それらしい故事をくっつけて強引に筋を通そうとすることです。

例えば、「風が吹くと桶屋が儲かる」と言う諺があります。
これは、ある事象の発生により、一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶことの喩えですが、この由来は、
1.大風で土ぼこりが立つ
2.土ぼこりが目に入って、盲人が増える
3.盲人は三味線を買う(当時の盲人が就ける職に由来)
4.三味線に使う猫皮が必要になり、ネコが殺される
5.ネコが減ればネズミが増える
6.ネズミは桶をかじる
7.桶の需要が増え桶屋が儲かる

他にも、「馬鹿」の語源について、「鹿を指して馬と為す」と言った「故事つけ」などがあり、これらは故事に関連付けた典型的なこじつけと言われているようです。

何かにこじつけて笑いを取るのはいいですが、他人を言いくるめるなどに利用して欲しくありませんね。


明日があるさ

2015-08-03 | ナツメロ

昭和60年(1985年)8月12日に日本航空JAL123便の墜落事故が起きてから12日で30年になります。
この墜落事故は、犠牲者の数が520名に及び、単独機としては世界最悪の航空機墜落事故となりました。

犠牲者の中には歌手の坂本九や元宝塚歌劇団の北原瑤子、阪神タイガース社長の中埜肇、ハウス食品社長の浦上郁夫、コピーライターの藤克彦などの著名人や、甲子園球場で行われていた夏の高校野球を観るために1人で搭乗していた小学生なども含まれていました。

航空機事故と言えば、昨年にはマレーシア航空機の消息不明事件やロシアによる撃墜事件で多くの犠牲者がでています。
今年に入っても台湾でトランスアジア航空235便の事故をはじめ、世界で既に5件の事故が発生しており、国内でも、先月26日には東京・調布市で小型機墜落事故があったことは記憶に新しいところです。
安全で、そして、安心して空の旅ができるよう、関係者の一層のご努力を願いたいと思います。

さて、この事故で犠牲となった坂本九さんにはたくさんのヒット曲がありました。
国民的アイドルだった九ちゃんを思い出していただきたく、今日はその中から昭和39年(1964年)1月に発売された「明日があるさ」お聴きいただきたいと思います。

  明日があるさ・・・坂本九  作詞:青島幸男 作曲:中村八大 




一期一会

2015-08-02 | 雑学

「一期一会(いちごいちえ)」と言う言葉があります。
意味は皆さんよくご存知のように、「一生に一度だけ出会うこと。」「一生に一度の貴重な出会い。」を言います。
では、その語源をご存知でしょうか?
調べてみました。

「一期一会」の語源は、茶道に由来します。
この言葉は、茶会に臨む際、その機会は二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであるということを心得て、亭主・客ともに互いに誠意を尽くす心構えを説いているのだそうです。
広辞苑にも、(茶会の心得から、利休の弟子宗二(1544~1590)の「山上宗二記」に「一期に一度の会」と見える)生涯にただ一度まみえること。一生に一度限りであること。「-の縁」と説明しています。

茶会に限らず、広く「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」という含意で用いられ、更に「これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい」と戒める言葉なのです。

なお、「一期」は生まれてから死ぬまでの一生涯のことで、「一会」は一度集い合うことで、一生涯に一度の大切なめぐり合いということです。
「一期一会」、大切にしたい言葉ですね。