代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

アクト・オブ・キリング ―今度こそ虐殺の真相解明は進むだろう

2014年05月24日 | 政治経済(国際)
 デヴィ夫人は「この映画で真実が世界的に広まる、ということにおいて、私は本当に嬉しくて、心より感謝をしております」と述べている。私もこの映画を観た感想を一言で言えと言われたら、このデヴィ夫人の感想と全く同じである。さらにデヴィ夫人のコメントがすごい。安倍晋三首相の大叔父であるところの佐藤栄作元首相が、「自分のポケットマネーから600万円を拠出して、インドネシアで虐殺を繰り返した暴徒たちに資金援助していた」という驚愕の事実を暴露し「そういう方が後にノーベル平和賞を受けた、ということに、私は大変な憤慨をしております」とも・・・。デヴィ夫人、都知事選で田母神さん応援している場合じゃないでしょう。1965年の殺戮を生き抜いたサバイバーとして、この事件の真相解明に取り組むことが、亡き夫への何よりの供養なのではないでしょうか? . . . 本文を読む