代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

南沙諸島問題でフィリピンに肩入れする根拠はない

2015年10月17日 | 東アジア共同体
防衛省の資料を見てわかることは、「ベトナムもフィリピンも中国もやっていることはお互いさまだね」ということであろう。中国の行為が無道だ無法だと言って、一方的にフィリピンの肩を持つような主張をしている人々やマスコミは、南沙諸島がフィリピン領だと根拠をもって主張できるのだろうか? 南沙をめぐっては、フィリピンによる領有権の主張がもっとも根拠がない。中国の横暴によってフィリピンが犠牲になっているかのように煽る世論は、「日本において反中国感状を煽りたい」という米国のCSISやヘリテージ財団など米国軍産複合体に意志から導かれているのであろう。愛国者と思いながら、外国によいようにコントロールされているというのは滑稽この上ない。 . . . 本文を読む