代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

安倍首相辞任! もしかしたら宗主国からの圧力?

2007年09月12日 | 時事問題
 突然の安倍首相の辞任! とりあえず前にも書きましたが、日中関係を改善させたこと、および地球温暖化対策分野での戦略的投資の必要性を訴えたという二点に関しては、このブログの主張とも重なるもので、私は安倍首相を評価しておりました。しかし、それ以外の政策は何一つ支持しておりません。全く何一つ支持できなかった前任者に比べると、よほど評価できる首相だったと思います。

 さて後継は誰になることでしょうか? ウォール街の方角から(そしてそのエージェントと化した日本のマスコミからも)「安倍政権はカイカクを後退させようとしている。カイカクを後退させるな」の大合唱が聞こえてきてました。もしかしたら安倍首相にもその筋からの辞任圧力があったのかも・・・・。
 とすると後任者は、さぞかしウォール街の望む「カイカク(=破壊)」を実行する人になるのでしょうか? まさか小泉再登板とか? やめてくれ~!
 しかし宗主国の凋落が白日の事実になった今、自民党も一定の主体性を回復しようとしているとするならば、小泉ほどのポチは選ばれないのではという気もします。まあ宗主国そのものが国論分裂状態なのだから、今度の首相も苦労するでしょうね。
 いずれにしても、自民党の面々を見ると本当にかわいそうなくらいコマ不足ですね。みごとなまでの人材不足ぶりを露呈しています。

 誰になったとしても、早期の解散総選挙を求めて参りましょう。

   

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2 コメント

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本当です? (デルタ)
2007-09-13 23:40:30
こんにちは。
非常に素朴な質問ですみません。

>「安倍政権はカイカクを後退させようとしている。カイカクを後退させるな」の大合唱
が本当に日本のマスコミで起きているのでしょうか。
確かに私はTVを全く見ないので、新聞・雑誌・ラジオなど「偏った」メディアに頼っていますが、
安倍氏を「小泉と異なる経済政策を取り、後戻りさせている」と明確に言っているのは、NHKラジオの朝のニュース解説に出てくる、平野次郎氏だけだと思います(彼は、今年の骨太の方針を解説した時に、小泉路線からの脱落と批判していました)

繰り返しますが、TVでこの種の非難が多数派を占めているのでしたら、すみません。
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デルタ様 ()
2007-09-16 09:20:40
私は主要に日経新聞を読んでそのように言っておりました。最近、テレビを見ていないので、そっちの論調はちゃんと把握していませんでした。テレビは少し論調が変わってきているとしたら認識不足でした。すいません。
 でも、「構造改革は進める」っていう福田首相の誕生は、米国の金融業界にとっても、日本の経団連にとっても都合のよいことだと思います。
これで郵政民営化反対論者の平沼さんの復党も消えるのでしょう。ウォール街は、平沼さんを復党させようとした安倍首相の動きに何よりも「危険な」ものを感じたのではないでしょうか。
 米国の国防総省にとっては給油が大事でしょうけど、米国のウォール街やFRBや財務省にとっては郵貯と簡保の資金の方が死活問題でしょうから。
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