代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

反田中報道の影にもウォール街?

2005年08月26日 | 政治経済(日本)
 反田中知事の報道姿勢を貫く『信濃毎日新聞』の調査によれば、田中知事の新党代表就任について8月22・23日に県民に調査したところ、「反対」「どちらかといえば反対」で合計が79.2%に達したとのことです。
http://www.shinmai.co.jp/kensei/
 まあ、「県政を放ったらかして何やってんだ」と、当然のことながら評判は悪くなるでしょうね。それでも田中知事には、知事ポストの喪失や政治的暗殺のリスクも覚悟でも頑張って欲しいものです。ウォール街からして見れば、巨額の宣伝費用を注ぎ込んだ挙句のはてに、小泉が負けるようになったら、怒り狂って何をしでかすか分かりません。昨日の記事のパット・ロバートソンのように。
 しかし私たちは断固として、ウォール街に対して「政治的敗北」の煮え湯を飲ませてやらなければならないのです。金で全てが思い通りになると思ったら大間違いであるということを、金でマスコミはコントロールできても日本人の心までをコントロールすることはできないということを、彼らに分からせてやらねばならないのです。
 
 あれだけオバカの一つ覚えで「財政再建・財政再建」とだけ叫び続けた新聞各紙が、その財政再建を着実に進めている田中知事の新党代表就任をボロクソに書くのは、やはり背後にウォール街の影がチラつきます。
 少なくとも財政再建の実績に関しては、田中知事は公約通りに県の借金を減らしましたが、小泉は170兆円も借金を増やしてしまったのです。この実績だけでも、小泉なんか田中知事の足元にも及ばないのです。

 もっとも、田中知事を少々ホメすぎましたが、彼がきわめて問題のある政治家であることも同時に確かです。私も彼との関係においては随分と傷つきましたっけ・・・・。まあ、性格は最悪とだけは言えます。
 といっても田中知事の場合、改革の手法がきわめて唯我独善の小泉的なのですが、北欧型社民主義を目指すという改革の理念自体は正しいと思います。私の評価では、田中知事の場合、理念が正しく手法は最悪で50点。小泉の場合、改革の理念も最悪、手法も最悪で0点といったところでしょうか。


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