イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

やったぜ$$

2008-05-16 19:27:13 | アニメ・コミック・ゲーム

いきなり昨日の記事に訂正。オリンピック競泳日本代表の水着を改良仰せつかっているのは、“アディダス”じゃなくて“アシックス”でした。あとデサントですか。SPEEDOのドーピング水着に対抗できる新作、間に合うかな。ものづくり立国・日本の意地にかけて頑張ってほしいものですね。

この訂正のために手もとの新聞記事類を遡って読むと、くだんのSPEEDO製品、商標はLASER RACER(レーザーレーサー)というらしいですね。うわぁ『ゴーオンジャー』っぽい。SPEED KING走輔とスピードルのレッドコンビが対抗意識燃やしてそうだな。「レーサーってのに泳ぐのかよ!泳げねぇよオレ!(←設定知らないけど)」「まーた錆びちまうよ、帰ろうぜドルドル!」みたいな(………)。

ものすごい伸縮強度の高い素材で、肌が透けて見えるくらいめいっぱい伸ばして伸ばして着用するので、身体の締め付け感が半端なく、競技が終わるとあたりかまわず背のファスナーを下ろす女子選手も多いとか。オリンピックの見どころがひとつ増えましたぜ、お父さん。

 出かける前にこんなことを調べようといつもより少し早起きしてTVをつけると、NHK朝の連続テレビ小説『瞳』に安田顕さんの顔が見えました。地元ではFMラジオのレギュラー番組や中央競馬札幌シリーズの重賞スタジオゲストでおなじみ、チームナックスの顕さん。実は数少ない“地元で見かけた有名人”の1人です。

もう56年前になるかもしれませんが、市内を車から降りて営業中、横断歩道の向こうに立っているのは…アレ?ヤスケンさん?似ている別人?でもそう言えばここ、ナマ放送を毎週やっている放送局の近くだし…と考えている間に信号が青になり、向こうはこっちへ、こっちは向こうへ、歩いて距離がせばまっていくうちに、あぁやっぱりご本人だわ、と確信した瞬間バチッと目が合ってしまい、思わず「……(ジロジロ見てて不快に思われたかも…ええいこの際!)こんにちは!」と元気一杯笑って会釈してごまかそうとしたら、あちらも「…どうも!」と、微量“よくわかんないけどとりあえず”なニュアンスではありましたが笑って会釈返してくれました。

チームナックス一の“ルックス(だけ)二の線”押しの顕さん、競馬番組などでのキャラは若干天然バカっぽいけど、愛想のある、いい人だ。

暖色と寒色の争い。意味ないにもほどがある。朝っぱらからウケたなぁ。脚本家さんも安顕さんの持ち味をある程度わかってくれてるみたい。

瞳(榮倉奈々さん)のダンススクールパートナー・純子役で、06年の東海テレビ昼ドラ『紅の紋章』の満島ひかりさんのお顔も見えました。気の強い、ちょっと喧嘩ッ早い?女の子のキャラがよく似合っていて、オーディションのダンスシーンでは大柄で手足の長い榮倉さんよりキレよく決まっているように見えましたよ。『紅紋』では後半、何を考えているのかよくわからない、魅力の薄いキャラになってしまいましたが、ハリのある小さなお顔の輪郭にくっきりしたパーツ、南国系の美貌は、朝の時間帯に見るとまぶしいほどです。朝ドラヒロイン役オーデで榮倉さんに僅差競り負けてこの役?と思えるふしもあり、ぜひ飛躍のきっかけになってほしい。

その昼枠で現行放送中『花衣夢衣』35話。最近の真帆(吉田真希子さん)が、20歳の年に思い切ったはずの将士(眞島秀和さん)と思いを遂げて以降、結局不倫密会ズブズブでれでれ以外何もしていない、下半身の腐った女に見えてしまうのは、放送前さんざん強調され真帆少女時代もお話の中で称揚されていた“友禅作家”の部分が軽視され過ぎなせいもあると思う。

前にもここで書いたことがありますが、昼ドラって毎作“ビジネス”“会社”“生業”などの描写がウルトラ空疎なので、なおさら登場人物が“人間関係をドロドロ複雑にさせること以外何も仕事のない大バカ野郎&大バカ女の集まり”に見えてしまうことが多い。

そもそもこの時代に独立した友禅作家って、月間、年間に何作ぐらい、一作当たり何日ぐらいかけて、おいくら程度のギャラで、どういう層の顧客からのどんな注文で製作して、どんな場面でどういう人たちから評価されて生計が成り立つものなのか。

一流の作家と二流の作家、二流の作家と三流以下の作家では、仕事の技量、客層、オファーされる案件の契約額やグレードに、どれだけの差があるものなのか。

いまの真帆の生活費、将士とカレーを作るなどの食費、着物代、住まいは空き家を買ったから家賃は不要としても(昭和25年時制でパンパンガール・ゆかりが間借りしていた2階もあるはずですがノータッチ)電気水道代、固定資産税住民税、健康保険料などの原資は、目下かよっている安藤(長谷川朝晴さん)の工房から固定給プラス歩合ででももらっているのか。

別にいちいち画面で仕訳帳、損益計算書示してほしいわけじゃありませんが、真帆の友禅作家としての志の高さと、その道の才能が非凡な(らしい)ことは一部の尾崎亜衣さんで一応提示したのだから、高度経済成長時代ながらも若い女性の洋装化が進む昭和40年代初頭に、大消費地東京でひとり、大量生産の繊維工業とは一線を画し、手描き友禅一本で自立しようとする真帆の苦闘と切磋琢磨っぷりを、ちゃんと見せるべきではなかったでしょうか。

それがいっさい無いから、真帆が“昔の恋人の求愛に乗っかって下半身快楽と愛人気分に溺れる、倫理観ゼロのバカ女”にしか見えない。

思うに、このドラマ、脚本家さんや演出の監督さんが、特に昭和41年時制からの真帆に、人間として女性としてさっぱり惚れてないまま原作からの流し込み惰性で作ってるのだろうな。“(数々の悲運と逆境に耐えて腕を磨いてきた)新進女流友禅作家・沢木真帆”を愛して彫琢して書いていたら、こんな脚本になるはずがないもの。

コメント
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