イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

加齢ドスコープ

2009-12-28 19:03:30 | 夜ドラマ

藤田まことさん、心配ですね。先週土曜、26日夜は『はぐれ刑事純情派 最終回SPを家族が観ていて、「元気そうだよ」「痩せてないし」とか口々に言ってましたが、遅めの夕食のあと大画面TVのほうに移動すると、やっぱり絶句もののシワ消しクマ消しメイク。これに足元からライト当たってたら黒柳徹子さんだろうぐらいの勢い。しかも、たぶん『仁 ‐JIN‐』降板の前の収録です。

二度めのリカバリー、役者業復帰が成るといいのですが。飄々とした持ち味でここ20年ぐらいほとんどトシとらないようなイメージのあった藤田さんも来年77歳、めでたくカムバックしたとしても現役警察官設定の安浦さん役や、『京都殺人案内』の音やん=音川音次郎さん役は、共演者とのバランスからいってももう無理かもしれません。

しかし『剣客商売』の秋山小兵衛役は、やっぱりまだまだ藤田さんがいいのですけれどね。1998年からスタートしたTV版、当初はジュニアの大治郎役が渡部篤郎さんで、渡部さんがNHK大河『北条時宗』に専念するためだったのか、2001年からは山口馬木也さんに交代しましたが、小兵衛役に藤田さんに代わるイメージの中高年俳優さんが見当たらないのです。“厳父”で“剣豪”で、“娘と見間違われる若い嫁持ち”。質実に暮らしているけれど、なにげに食通。殺陣もできて、酸いも甘いも噛み分けて、エロ気もなくちゃ。

長年にわたるTVシリーズは本当に主役脇役、レギュラー俳優さんの健康状態との相談なところはありますね。お元気で演り続ける気満々でいらしたとしても、加齢という問題がある。「この年格好で手下役、部下役じゃおかしい」「単発ゲストで組ませる、階級上の役のほうが若い顔してる」みたいなことになる。

38歳で『相棒』の亀山巡査部長を演じ始めた寺脇康文さんは、熱血お人よし部下キャラがキツくなってきた46歳でギリ卒業し、(加入時)39歳の及川光博さんと交代して事無きを得(?)ましたが、気がつけば上司の右京さん役・水谷豊さんも来年は58歳、そのまた元上司・小野田公顕役の岸部一徳さんに至っては正月早々に63歳で、「いつまで警部殿だ」「いつまで官房長だ」という話になってきつつある。

観るほうも、演じて見せるほうも、平等に1年に1歳ずつトシとっていきますからね。“ドラマ、お芝居という名のウソ”をじょうずにつき通すのも、つかれ通すのも、足かけ何年もということになると大変。同じタイトルの、同じしつらえのウソ世界なら、できれば終了まで同じ顔に騙され続けていたいのですけれど。

コメント
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