昨日の記事で布美枝さん(松下奈緒さん)がロザンヌレディ靖代さん(東てる美さん)に、浮腫み解消の指圧ポイントと教わっていた(@『ゲゲゲの女房』)“足三里(あしさんり)”、自分で早速指圧するはめになりました。いくらビールの美味しくならない低温続きの当地でも、6月ともなれば夏物と冬物の入れ替えぐらいしておかねばならない。
中腰になっては持ち上げ、なっては持ち上げの半日作業で、足三里触っただけで「くぅ~~」状態になってしまいました。
この足三里、立ち仕事や、トレッキング歩き過ぎで、脚単体がパンパンなときだけではなく、作業疲れが腰に来てるときにも非常に有効なツボなのです。
(但し。何かやってて、急に姿勢変えたときにビビッと来て動けなくなる、所謂“ギックリ腰”のような超急性の症状にはどうかなと思います。ここを指圧したり温熱したりできる体勢にもっていくために、若干動かさなきゃならないですからね)
あと、不思議なことに、ストレス性の胃の不調、たとえば残業して、夜食かっこんで、また残業、みたいな日が、飛び飛びにでも何日かあったような月末明け。仕事は早めに終わったのに、気の進まない付き合いアルコール。こういう内臓疲れにもこの足三里、効くんです。
腰を据えて「足三里、どこだどこだ」と探し回らなくても、腰だるい、あるいは胃が疲れて食欲がないとき、両手を軽くゲンコツに握って、膝下の向こう脛のちょっと外側をやわらかーく、足首近くから膝方向にトントン叩き上げてみるだけで、「くぅ~~」来るところが必ず見つかるはずです。
ついでに、布美枝さんのためにもひとつおまけ。妊娠中毒症のような、原因がはっきりしている場合でなくても、疲労から来る体液循環の不調で、とにかく下肢が浮腫んでしょうがないときの特効ツボと言えば、脛の内側、内くるぶしの指幅3本上“三陰交(さんいんこう)”。俗に“女の三里”と呼ばれるくらい、婦人科疾患、女性ホルモン、更年期障害など、女性特有の不調全般にとりわけ効くツボです。
月河は更年期のずーーーーーっと前からとにかく冷え症ガール(??)で、平熱が35度台の前半という超低体温症でもあったので、このツボとはもう家族以上の付き合いです。
ここは足三里に比べると末端に近くて肉も薄いエリアなので、親指で押すとちょっと力が強すぎると思う。薬指と中指を揃えて、内くるぶしのすぐ上からクックックックと膝方向へ順に押し上げて行くと、必ずどこかで「う?」と来る場所があるはずです。そこがツボです。
前にも書きましたがツボ=漢方で言うところの“経穴(けいけつ)”は、硬い骨や腱の上にはありません。骨と骨、骨と腱との間、圧すとへこむ谷間の箇所に隠れています。
同じ人でも、日によって、上下内外に指幅1本分ぐらいツボが移動することもあるそうで。圧す都度、感触で確かめましょう。
こうしてみると、靖代さんの言う様に「ダンナに揉んでもらうと、効くんだけどねえ」って簡単にいかないな。そこらのダンナと違って、しげるさん(向井理さん)、手、1コですからね。しかも漫画を描いて稼ぐ大事な大事な商売道具。
布美枝さんに「揉んでごしない♪」と言われたら「ふぉい♪」って飛んで来そうな気もするけど。キャラ変わっちゃうな。
ところで先週の放送で印象深かった、憎たらしい税務署員コンビ。色黒で顔のおっきいほうは、スピードワゴン小沢さん?と思ったら、『外事警察』でのメカニック担当も記憶に新しい山本浩司(ひろし)さんでした。台詞少ない役でも饒舌な役でも、出れば出た分はしっかり持って行くなあ。最初に顔と名前が一致したのは『魁!!クロマティ高校THE★ MOVIE』だったかな。とにかく、いい意味で、何とでもなる人です。
去り際、危うく質札背中にしょっていくところだった色白で小づくりなほうは水橋研二さん。一昨年になりますが『相棒 season 7』“希望の終盤”の将棋指しは印象深かった。『仮面ライダーキバ』の、人間の女性を愛した非運のファンガイアもよかったし、もう少し前にはTSUTAYAレンタルのCMで、奥田恵梨華さん(=昼帯『愛の迷宮』の強気姉)と韓流ドラマ風の悲しいお別れシーン(だっけ?)もやっていました。“希望~”の重いものを背負った棋士役など、必要とあらば目ヂカラ発揮もするけれど、全体的に薄幸そうなのが持ち味。今回の税務署マンも、西日のラストカットでは哀愁が漂ってましたな。
1話だけの登場で終わりそうな役にも、おぉ!と思う俳優さんを、結構贅沢に投入するもんです。NHK朝ドラ侮るなかれ。いや、侮ってたわけではないんですが。