柳田稔法務大臣。閣僚のうっかりオッチョコ失言で赤っ恥辞任劇なんて当節珍しくもなんともなく、いまさら笑いも怒りも湧いて来ませんが、何がイラつくって報道のたびにアナウンサーやキャスターが「柳田法務大臣の“国会軽視とも受け取れる発言”について云々カンヌン、どったらこったら」と言及することですね。
“とも受け取れる”って、絶対付けなきゃならんという決まりでもあるのか。
思いっきり、万難を排して、一千万歩譲って善意に解釈するとすれば、“人の発言にはいろんな含蓄がある(ことが多い)ので、公共媒体としては一方向に受け止めた解釈を発信してはいけない”という、マスコミなりの、あとから名誉毀損だなんだと訴えられないためのアリバイ作り、自主規制なのでしょう。
全国のTV局、新聞、雑誌でこの話題のたびに、言及されるたびにリフレインされる“とも受け取れる”。14日のくだんの発言以降、一週間あまりの分を全国すべての媒体で累積したら、何千秒の電波、何千行の紙面が空費されたのでしょう、“とも受け取れる”。
いっそ、↑↑↑記事タイトル↑↑↑のように表記したら、“沖縄出身の叩き上げの生物学者が発見した癌や認知症の特効成分となる蛋白質の一種”みたいになって、来年のノーベル生理学賞候補になりそうな、経済効果莫大にもたらしそうな、日本を元気にしそうな感じになるのではないでしょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます