来たる27日(日)の第74回東京優駿日本ダービーを皇太子徳仁(なるひと)殿下がご観覧、と昨日発表され、にわかに競馬サークル、ざわめいていますね。
やはり一昨年05年の天皇賞・秋、今上天皇・皇后両陛下の天覧競馬で14番人気の牝馬ヘヴン(=天)リーロマンスがゼンノロブロイをアタマ差押さえて優勝、スタンド前で松永幹夫騎手が脱帽敬礼した場面がみんな忘れられないんですね。何かあるだろう、と、ふだんなら考えてもみないサイン読みに走ってしまう。
よしっ、馬名に“オー”や“キング”“ロイヤル”が付く馬が来るんじゃないか。いや厩舎名に“宮”が付くのがクサいぞ。騎手名“善臣”なんて汝臣民ぽくて来そうだよ、それなら冠名“ヒラボク(平僕)”のほうが強力だぞ、“ナル”とか“ヒロ”とか付くヤツは出てないのか、根性がナルな騎手なら、競馬界追放されたけどT原がピッタリだったのにな。いや、ナルよりヒロより、ご本人がここんとこめっきり酒量が増えてるらしいから、素直に酒名のウオッカじゃないか。
しかし、JRAもここんとこ売り上げ低迷してるから、スタンド前で脱帽敬礼して絵になる騎手に勝たせるんじゃないか。そうなりゃ腐っても武豊だろう、頑固に靖国参拝続けた前首相の息子と交友あるし。馬上姿だけなら四位だって絵になるじゃん、いやメット取ったら茶髪じゃ格好がつかん。
それよりもっと具体的に、絵にならない騎手を挙げて消して行くほうが早いぜ、暴力のG、ヤクザっぽいF、目つきの悪いE、黒い金の噂のあるA(噂ですよ噂)、女癖のU(噂ですよ噂)、あといないか?合コンばっかりのTの弟のほうもヤバいんじゃない?あれは浜ちゃんの番組の話題対策だから大目に見てあげれば。でもダービージョッキーになったら「あのとき未成年が混じってた」って訴え出るヤツ絶対出てくんぞ。それ言うなら、人気になりそうなあの馬の名物馬主がまた白スーツチョンマゲで表彰台出てきたらよっぽど天覧競馬にふさわしくなくないか。あれこそJRA的に消しだろう。……
…………月河も、火もなく煙も立たないところに強引に大火猛煙を妄想するサイン読み、結構好きなんですが、「JRAがこれこれの筋書きを書いて、その通りになるよう細工するに違いない」という電波妄想は勘弁してほしいんだなぁ。妄想でも、夢のある妄想しようよ。胴元が裏で糸引いてるなんて、夢がなさ過ぎるじゃない(→ここで記事タイトルに戻る)。
『麗わしき鬼』第39話は復帰悠子が実母・時子の臨終の床に間に合い、「洵子ちゃんと姉妹仲良くね」の遺言を聞いて、束の間当事者たちの間に平穏な時間が。
洵子とお手てつないで眉川家を訪れ、「(院長)先生も再婚なさったんですね、おめでとうございます」に英矢、反射的に「めでたくもないよ(←啓子ギロリ!)…あ、いや、もう、長いから」がちょっと笑えました。ホント、めでたくもないわなあ。英矢先生、自業自得だけど。
そう言や啓子さんは、英矢の前妻・富弓が離婚された理由を“他の男と不倫して洵子を身ごもった”からと溝口から聴取、洵子が英矢の実子ではないこと、時子の夫殺しに富弓もかかわっていることなども知って、眉川家万座の前で暴露したけど、悠子と洵子が姉妹なことは知らなかったんでしたっけね。なんだか、ある件について、「誰が何を知り、何を知らないのか」「その人がその件を知らないということを、こっちの人は知ってるのか知らないのか」がえらく入り組んできましたよ。
唐橋充さんが出てるからってわけでもないですが、この“認識の錯綜感”は『仮面ライダー555』の中盤以降に似ています。誰某がオルフェノクだということを、誰某は知ってるけど、誰某は知らない、誰某が仮面ライダー××に変身してたことを誰某は知らない、いやあの時の××は別のキャラが変身してたのだが、それを知ってるのは誰某だけだ、とかね。そう言えばあの当時、『555』ウォッチャーの間では、「人間関係が複雑かつ暗鬱で、昼ドラみたい」との作品評が定着していたっけ。
『麗鬼』の人物たちは概ねあまり耐え忍ばないで思ったことをポンポン言い、思ったまま行動にも移すので、暗鬱感はあまり漂いませんが、再会して実の姉妹と確認し合った洵子と悠子が、29歳と30歳になって、いまだにためらわずパジャマ姿でハグし合ったり一つベッドで手を取り合って眠ったり、唇を長々と重ね合わせたりしてるのがねぇ。互いに心に淋しい部分を抱えた少女期の女友達の“切っても切れない絆”→姉妹判明と、抱き合ったりキスしたりすることとが、どういう思考回路で直結するのか。ダブルヒロインのどちらの気持ちも、本当にさっぱりわかりません。まぁ、姉妹だからそういう志向も似ちゃったと思えばいいのかもしれませんが。
ドラマなのでやはりオチ、というか、なんらかの「主人公はおおよそこんな結末になってほしい」という願望が伴いながら観るのが普通だと思いますが、正直、この2人は手に余る。何も浮かんで来ない(呆)。
いちばん願わしいのは「みちるちゃんに何とか“子供”を持たせてあげて終わってほしいな」ということぐらいですね。自分であの、ホレ、男性のシンボル?を大切にしている、と言ってもいたことだし。
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