『爆笑オンエアバトル』は返す返すも厄介な番組になってしまったなぁ。1時間で、5分弱のネタを8組オンエア。終了後に、前回までのチャンピオン大会進出決定組による“プレミアム”のコーナーもあるし、金曜深夜の24:10~25:10、どうしたってリアルじゃなく、翌土曜夜以降の録画視聴になるし、思っていた以上に再生にエネルギーを要する番組になりました。
ひとつ言えるのは、4分半から5分までの長きにわたってひとネタ演って、飽きさせず、「もっと見たい」と思わせるのが字ヅラ以上に大変だということ。5組オンエアの頃はさほどとも思わなかったのですが、8組となるとかなりの腹応え。
新体制2回目の5月22日放送分は、まことにもって失礼ながら、録画のシッポだけ先に巻き戻して、1位チャンピオン大会出場決定がノンスモーキンだったことを確かめてから本編再生に入ったことを白状しておきます。
“挑戦者の顔触れ、各組オンオフ結果・順位を先に知ってから再生”だけは、番組の趣旨に悖り、興趣を殺ぐものとして、厳に戒めていたのですがね。1時間番組となると辛抱たまらんのよ。
しかも、放送28分過ぎ“視聴者投票1位バトル”のシステム解説Vで登場した、前回同投票1位マシンガンズのトークが、今回オンエア8組のどのネタよりも笑ったという。
前回は会場審査489kbで、U字工事に次ぐ2位オンエア、視聴者投票で3位ハライチを退けて視聴者投票バトルによるチャンピオン大会進出権争いに首の皮一枚残ったわけですが、「U字工事には負けてないと思うんだよね」「あんなのただの田舎もんだからね」「地名ばっかり言ってよ」「あいつらカメラ回ってないときは標準語だかんな」と言いたい放題。悪口キャラってトクだね。好青年キャラだったりすると、ちょっと他組についてチクッと言っただけで「あの組と仲悪い」「いや性格が悪い」「裏表ある」って思われちゃうもんね。
「これだけはちゃんと言っときましょう、視聴者投票、入れてくれた人、ありがとうございました」でやめとけば“クチ悪いけど本当はいいヤツらじゃん”でおさまるのに「入れてくれなかった人、ざまぁ見ろバカヤロ」「オマエら見たくなくても、オレら出るんだから」「出るぞオマエ」「チャンピオン大会、行くぞバカヤロー」…いやぁおもしろい。この芸風、ぜひ視聴者投票バトル勝ち抜いてほしいな。
自虐・毒吐き芸としてはカンニングがいたけど、コンビ時代の彼らは竹山がもっぱらキレ担当、中島が宥め担当の分業制でしたが、マシンガンズはユニゾン悪口。
視聴者投票1位バトルは今後も毎回1組ずつ決まって行くわけで、最終的に10組以上出場することになります。うーん、10何組の1位になるタイプの芸ではないかもしれないけど、チャンピオン大会現時点で出場確定は3連覇のかかるトータルテンボス、U字工事、ノンスモーキン…やっぱりマシンガンズ出したいですね。NHKの番組だからこそ、特にね。