雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

『仕組み』雑感

2012-01-09 11:16:37 | 大阪維新の会、橋下徹氏

★橋下大阪市長が、最近よく口にされる言葉『仕組み』

今、日本中が注目の橋下さんなのだが、『仕組み』という言葉の意味も、もう少し世の中にきっちりと伝わっていけばいいなと思っている。

橋下さんは、大阪府知事以来、一貫して『新しい仕組み創り』に挑戦されているのであって、

『大阪都構想』などは具体的な案件ではあるが、それは単なる通過点であるに過ぎないのだと思っている。

 

タテ型発想に凝り固まっている今の日本の社会では、みんな個別問題に拘り過ぎて、全体が見えないものだから、

それに拘る人たちに対しては橋下さんから痛烈に 『バカな学者やコメンテーター』と一蹴されてしまうのである。

『仕組み』ということがよく解っていないのだと思うし、

小さくても、大きくても、『世の中で初めての仕組み』など創ったことのある経験者は、そんなにいないので、

未経験の学者やコメンテーターは、付いていけないのだと思う。 彼らの議論はみんな個別問題に対する論評ばかりである。

『仕組みづくりが出来る人』がエライとも思わないが、これを考えられるのは特殊才能だと思っている。

 

★会社勤めの40年間、そのほとんどを『仕組みづくり』ばかりをやっていたように思う。

もう40年以上も前だが、東北で初めて二輪の営業を経験した時、当時の岩手カワサキは毎年ダントツの販売トップの金賞受賞県だったのである。

なぜ、岩手が全国のトップを続けていたのか?

当時の久保克夫社長の創り上げた『販売のトータルシステム』が、他県とは完全に差別化されていて、久保さん称する『日本のチベット岩手』が他県を抑えて、トップの実績を続けていたのである。

これが私の外部での『仕組みづくり』を学習した最初で、故久保社長は私の恩師だと思っている。、

入社2年目に当時米軍がいて、川崎航空機だけに存在していたIBMを使った償却計算システムを創り上げたら、償却計算をするために何人もの従業員のいた財産課は人員が余ってしまって、私は単車営業に異動になってしまった経緯が、『システム』との最初の出会いである。

昭和34年(1959)、未だ26歳のころ、50年も前のことである。

 

★元々、二輪の販売方式は、販売店のネットワークで売る『システム販売』なのである。

ホンダの発展を支えた50ccカブは、自転車屋をネットワーク化した、世界でも珍しい『委託方式という独特の仕組み』で売っていた。

カワサキが、50ccを止めて、中大型のスポーツ車に転じた時も、自転車屋中心の委託方式だったのである。

スポーツ、中大型車を売るために二輪専門店の販売網を、500店もあった自転車屋さん主体の大阪の販売網から、

たった25店の二輪専門店に、『その仕組みの再構築』をしたのは昭和47年ごろの話である。

 

★その後も、そんな『仕組み創り』ばかりやってきたのだが、

服部吉伸さんに出会って、『仕組み』とは、『システム』とは、ということを少しまともに意識し出したのである。

もう20年以上も前になるが、このような趣旨のことをその本の中に書かれてある。

非常に共感して、直接お会いして実際にいろんな面でお付き合いをさせて頂いたりしたのである。

 

流通業とは「自分の仮説の正当性を問うビジネスである。」
消費者の変化の本質を掴み、変化をどう自己の対策に置き換えるかと言うことが問われている。

システムとは手続き通りに仕事を進めてゆけば、意図した目的が実現できる仕組みでなければならない

現在のシステムは単なるデーターのアウトプット体系に過ぎない。

仕組みを造るのは、非常に高度な仕事である。仕組みを造らずに放たらかしの形にして、創意工夫してやりなさいというのは酷である。損なやり方である。

システムによって組織が変わる。やがて販売最前線が力をつければ、現在の多段階の企業組織は短縮化ないしは簡素化される。極端に言えば二段階妥協しても三段階に簡素化すべきである。

 

★ 仕組みやシステムに対しては以上だが、『目指す目標』が自然に実現するものでないと、『仕組み、システム』と言ってはいけないのである。

『仕組み」や『システム』という言葉は、行政でも企業でもよく使われるが、組織を作ったり人事を決めたりして、お茶を濁しているのが殆どである。

だから、組織を作ったり、予算を掛けてハコものを作ったりしても、お金だけは間違いなく使われるが、なかなか『目指す目標は実現しない』のである。

 

橋下さんの『目指す目標』は決して、大阪都庁を作ったり、自らが国政に乗り出したりすることでないのは、明らかである。

橋下さんの『目指す目標』はそんなことではなくて、もっと高次元なものだろう。

『何になりたい』のではなくて、『何がやりたい』はずである。

『仕組み創り』でホントに目指す目標が実現していくことは、何ものにも代えがたい『快感』を感じるものである。

 

★ずっと『仕組み造り』の成功の達成感も忘れられなくて、3年前に、

NPO The Good Times という『仕組みそのもののNPO』を作ったりした。

このベースになっているのが、現役のころ創ったソフト会社、『株)ケイ.スポーツシステム』なのである。

 

つい先日、『遊び半分ではいい遊びは出来ない』というブログをアップした。

それに対して、

大西宏
 
いいお話だと思います 遊び半分ではいい遊びは出来ない

 

大西宏のマーケッテングエッセンス』なるブログをアップされている、マーケッテングのプロから『いいお話』と評価頂いて、大満足なのである。

日本の社会も、もういい加減に旧い仕組みの上に成り立った『力を合わせて頑張ろう』から、いい仕組みの上で『自然にその目標が達成する』

そんな『新しい時代の創造』に進むべきである。

『額に汗』も『頑張ること』も大事だが、旧態依然とした仕組みでは、その努力が報われない、『損なやり方』なのである。

ただ、『仕組みを造るのは、非常に高度な仕事である』と服部吉伸さんも言っておられる。

 

でも、誰かが挑戦して欲しいなと思っている。

 

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三木への想い

2012-01-09 06:07:34 | みっきぃふるさとふれあい公園

★昨日は、三木の志染小学校であったハートフルライブに行ってきた。

地元三木出身の『詩桃さんと衣川亮輔さんのライブ』だった。

 

私は元々三木出身ではないのだが、三木に住んでもう40年近くになる。

三木に住んだ期間が一番長くなった。

この5,6年三木に関心を持ちだしてから、

『三木に熱烈な愛着』を持つ人たちが多いのに気がついて、ビックリしているのである。

なぜ、こんなにも、『三木』に愛着を持つのだろうか?

故郷に愛着を持つのは普通一般の感情だとは思うが、三木育ちの人たちの『三木を愛する気持ち』は、また特別なのである。

 

私が知っている三木の人たちが特別なのだろうか?

それはともかく『三木市若手アーティスト応援団』というのがあって、三木市出身の若手アーテイスト5人を応援しているのである。

詩桃さんと衣川亮輔さんもその5人の中の2人なのである。

 

 ★これはライブの場面ではない。ライブが終わって、応援団のみなさんが、ホントに大勢集まってくれた観衆に対してのお礼のご挨拶なのである。

緑ジャンパー喋っているのは、昨日もこのブログに登場した『さるとるさん』森田優さんである。

『さるとる ファイト! 三木が大好き 』という彼のブログをご覧になれば解る。

応援の仕方が尋常じゃない。

 

これだけ一生県命やって、お客さんが少なかったら・・・・・

私が、昨日ライブに出かけたのは、ライブが見たかったのではなくて、アレだけ一生懸命やっているのだからと、放っておけなかったのである。

壇上の一番左は、山田和広くん、『僕は一生三木にいます』 彼もまた熱烈なのである。

 

★衣川亮輔さん、三木別所出身とか。

彼のライブの間に何度三木の話が出たか、三木の歌も出た。

好感を持てた。

ツイッターも、Facebook もおやりのようだから、ネットの世界でなら応援しようかな、と思ったりしている。

 

会場にはいっぱい顔見知りの方もいた。

予想以上の人の入りだった。

さるとるさんのお礼の挨拶の最初の一瞬、感謝の想いが言葉ではなく、彼の態度で会場に伝わった。

 

言ってみれば『大したことではない』のかもしれない。

元々無料のライブだし、満員になったからどうということはないのだろうが、

一生懸命やった人だけが持つ『達成感』は、こんなことをやった者でないと解らない。

 

こんなのを満面笑みというのだろう。 満足感に満ち溢れている。

ホントによかったなと思う。

これは、衣川亮輔さんと話している池田博文さん

上の写真の女性も、お名前は忘れてしまったが、何度もいろんなところでご一緒している。

山田和広くんとも伊藤智寿くんとも話が出来たし、井上章二さん、茂木美知子さん、大西英樹さん、大眉均さんともお会いした。

みんな『三木が好きだ』と仰る人たちである。

 

★人はみな、それぞれいろんな『想い』を持って生きている。

『想い』が前面に出る人たちはいいな、と思っている。

そんな想いは、直ぐ解る。

衣川亮輔さんの『三木への想い』もホンモノである。

 

三木のどこに、そんな魅力があるのだろうか?

私自身も、さるとるさん達には到底及ばないのだが、『三木は好きである』

三木の自然もいいが、『そんな三木の人』にも、何となく惹かれているのかも知れない。

 

私の故郷、明石もいいまちだが、『こんな人たち』は残念ながら明石では知らないのである。

 

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