★昨日の『読売中高生新聞』に「オーバー80」からのエールとして
こんな記事が掲載されました。
これは80歳以上の人たちに6つの質問をしてそれにそれぞれ答えたのですが、
ページの真ん中の欄がそれぞれ質問の答えが具体的に掲載されています。
私の場合はそれぞれの質問の答えを上手に要約して頂いて、
大きく写真入りで纏めた掲載となっています。
ちょっと文字が小さいので、そのまま転記すると、
その記事はこのように書かれているのです。
『今、一番の楽しみは「ネットの世界」での発信と交流です。
2006年に始めたブログでは毎日、雑感日記をアップしています。
ツイッターのフォロワーは50万人。フェイスブックでは約100人とコメントをやり取り。充実した時間を過ごしています。
5km以上のスロージョッギングも日課です。体力には自信があって、小学2年生の女の子と同じくらいの速さでダッシュできます。
人生は面白くなきゃ。
そのためには、やりたいことをやること。
私は現役時代からそうしてきました。
立場や周囲の声を気にして「言われたこと」をやるようじゃ面白くない。
振り返れば、私の中学時代は戦後の混乱期。それでも野球に熱中し、甲子園に出場しました。
今は平和で安定した時代ですが、皆さん、熱中できるものはありますか?
中高生の時代は一瞬。人生は結構長いもの。
「素晴らしいあなたの人生創造」のために精いっぱい、何かに夢中になって下さい。』
★ 6つの質問とはこんな具体的なことなのです。
その質問に多くの80歳以上の高齢者が具体的に答えているのですが、
質問1:今の一番の楽しみは何ですか。
質問2:今の悩みは何ですか。
質問3:人生で最大のできごとは何ですか。
質問4:これまで食べたもので、一番おいしかったものは何ですか。
質問5:「高齢者」という言葉が合うのは、何歳からだと感じますか。
質問6:中学生や高校生の若者に向けて、ひと言お願いします。
こんな個々の質問をして、どのように紙面に纏めるのかと思いましたが、
流石、本職のやることは違います。
見事に1ページに纏めてあります。
この記事の担当は大石さんという女性の方で、私には質問の電話があり、
この件に関するいろんな雑談をさせてもらいました。
私のブログやツイッターやフェイスブックもご覧になっていて、
記事の写真はフェイスブックからのものです。
真ん中の欄が個々の質問の答えになっていますが、
私に記事が右上で一番いいところに持ってきていただいたのは感激です。
★一度、この件はブログにもアップしましたので、覚えておられる方がおられるかも知れませんが、
この質問は直接私宛に送られてきたものではなくて、
よみうり生活応援隊の野本浩一さんから私に『アンケートの依頼』があったものなのです。
そんなことで紹介者の野本さんのお顔を潰さぬように、
上記の6つの質問にも私なりに確りと答えたのを認めて頂いたのだと思っています。
以下が私が読売新聞の大石さんにお送りした原文の大綱です。
字数の制限もありませんし、どのようにお答えしていいのか解りませんが、
私なりに纏めさせていただきます。
88歳の文字通りの高齢者ですが、ブログ・Facebook・ツイッターなどネットの世界では結構なレベルで毎日遊んでいます。
野本さんともFacebook で繋がったものです。
この前文は質問1に密接に関係しますので記述させて頂きました。
以下 6項目の質問にお答えいたします。
質問1:今の一番の楽しみは何ですか。
質問2:今の悩みは何ですか。
質問3:人生で最大のできごとは何ですか。
質問4:これまで食べたもので、一番おいしかったものは何ですか。
質問5:「高齢者」という言葉が合うのは、何歳からだと感じますか。
質問6:中学生や高校生の若者に向けて、ひと言お願いします。
質問1; 今の一番の楽しみは何ですか。
一番の楽しみは『ネットの世界』との関係です。具体的には毎日gooのブログ雑感日記をアップし、それをFacebook とツイッターにも発信しています。
いずれも相当の発信力がありますから、毎日いろんな方との接点があります。
パソコンの前に坐っている時間が少なくとも5時間以上ある生活です。
ブログには毎日700人以上が訪れ、1000ぺージ以上の閲覧がありますし、ツイッターは50万人のフォロワーがいますので相当な発信力だと自負しています。Facebookでは、毎日100人ぐらいの方と繋がりコメントのやり取りも多くなっています。
アメリカには娘の方の孫などいますが、殆ど毎日ネットの世界では繋がっていますので、毎日非常に充実した時間が作れています。
そんなことで一番の楽しみは『ネット関連』としました。
88歳ですが、毎日5km以上のスロー・ジョッギングなど1時間以上やっています。そんなことで体力年齢は50歳代と出ますし、柔軟性は20歳代で生涯で今が一番柔らかいのは毎日のストレッチのお陰です。
そんなことで運動も楽しみですし、庭仕事なども楽しんでいます。
質問2; 今の悩みは何ですか。
この質問には困っています。太平楽な性格で楽天的に生きてきましたから、現役時代も含めて人生で『悩んだ経験』がありません。性格テストで極端に出るのが『反省しない』というところです。
失敗も当然あったとは思いますが、済んだことを反省など全くせずにただひたすら前を向いて歩いています。これは88歳になっても治りません。
本当に探してみても『悩み』は見つかりません。
質問3; 人生で最大の出来事は何ですか。
これは間違いなく昭和20年8月15日の終戦、戦争に負けたことです。
当時中学1年生・12歳でした。当時の朝鮮京城(今のソウル)で直立不動の姿勢で玉音放送を聞きました。これを境に私の生活環境は一変したと言えるでしょう。非常に豊かな生活から一変、一人1000円だけの現金を持って内地に引き揚げました。その年の12月のことです。
故郷明石の家も戦災で消滅し、戦前とは様変わりの生活となりましたが、その時も一切不幸だとかとは思わず現実を結構楽しんで生き抜けたと思っています。
ただ、若し戦争に負けていなかったら全然違った人生を歩んだと思います。
そういう意味では『終戦』は何物にも代えがたい大きな出来事でした。
質問4; これまで食べたもので一番おいしかったものは何ですか。
この質問にも答えるのがムツカシイように思います。
育ち盛りの中高生時代が戦後の食糧難の時代で、何でも食えたらいい生活が続きましたので、嫌いなものは一切なく、何を食っても『旨い』と思ってしまいます。
現役時代にはカワサキの二輪事業を担当していて、世界各国に行って所謂『旨いもの』はいっぱい頂きましたが、『一番おいしかったもの』と言われると困ってしまいます。
食べ物は何でも美味しくて、高価なものが旨いとは言えないと思います。
質問5; 「高齢者」という言葉が合うのは、何歳からだと感じますか。
一般的な話なのか、自分のことなのか? ちょっと質問の意味が不確かですが、自分のことだとすれば80歳代かなとも思います。
前段にも書きましたように、体力年齢は今も50歳代で、小学2年生の女の子と同じくらいの速さでダッシュが出来ます。
一般的には人生100年時代と言われている現代ですから、後期高齢者の75歳ぐらいではないかと思います。
質問6; 中学生や高校生の若者に向けて、ひと言お願いします。
私自身の中学・高校時代はまさに『戦後の混乱期』でした。中学は旧制中学の最終学年で神戸一中でした。高校時代も未だ食糧難の時代でした。男女共学になる中学2年生までは猛烈に勉強もしましたが、男女共学になり、高校は学区制で明石高に転校し、その度に授業の内容が1年程戻ってしまったので全然勉強をする必要もなく、野球ばかりに熱中していましたが、明石高では甲子園にも出場しています。
そんな私の中高生時代は今思っても100%満足しています。
全く背景の違う平和で安定した今の時代ですが、中高生の時代は自分の信じるもの、やりたいことに熱中すべきで、『大学受験のために勉強する』などが一番馬鹿げていて、自分の豊かな人生を創るために勉強すべきだと思います。
『勉強』も勿論大事ですが、若い時はその時『やりたいこと』に熱中すべきだと思います。
生涯付き合える『いいトモダチ』を創ることが出来るのもこの時期ですし、何事にも『熱中できる』のがこの時期だと思います。
勉強も大事ですが、勉強は一生できるので、この時期にしかできないことに熱中して欲しいと思います。
そうすることが『いい人間形成』に繋がり人生の土台になると思います。
私なりにそれは『出来た』と思っているので、『私の人生に悔いなどありません』そう言い切れることが幸せだと思っています。
中高生の時代は一瞬、人生は結構長いものです。
『素晴らしいあなたの人生創造』のために精一杯頑張って欲しいと思います。
★こんな長い文面とさらに私の雑感日記・ツイッター・フェイスブックも
リンクを貼りましたので、大石さんはそれもお読みになったようです。
電話の取材ではいろんなことをお話させて頂いたのですが、
それらを全て集約しての一言が『人生面白くなきゃ』と
『フォロワー50万人』『交流楽しむ』に集約されているのです。
長くいろいろと書くのはそんなに至難ではありませんが、
長いものをこれくらいに集約するのは非常にムツカシイと思います。
いずれにしても2021年9月24日の読売中高生新聞は私にとって
記念すべき新聞になりました。
三木緑が丘の読売新聞で、私の記事が載っているからと言ったら、
そこのおばさん150円の新聞代をタダにして頂きました。
非常に気分がよかったです。
読売中高生新聞9月24日号、こんな1面です。
over80からのエール はスぺッシャル特集なのです。
このブログ、大石さんへのお礼状の積りで書いているのですが、
『大石さん、果たして、お読みになるのでしょうか?』