★昨夜は 江口(Tasushi Eguchi)さん、 坂井(Kenji Sakai)さんのお二人と娘婿門野との4人で,韓国料理での会食だった。
昨年に続いての会食だったが、韓国料理も旨かったが、2時間半にも及んだ男の雑談もなかなか良かったのである。
お二人は孫たち3人のサッカーの先生だったこともあるのだが、今は毎週のランニングで娘婿はお付き合いのようである。
めちゃお元気で、今度のロスアンゼルスマラソンにも出場するのだとか、坂井さんの昨年の50歳の誕生日に江口さんと、50マイルの走行にチャレンジしたという、そんな話からスタートだった。
これは江口さんのFacebook の中で見つけた、坂井さんの投稿の一部である。
私の名ケンジのケンの字は「賢い」ではなく「健」の方でして、......名は体を表すと言いますが、この世に生を受けてからの50星霜全く病気はせず、丈夫に産んでくれた両親に今更ながら感謝です。.......Big Birthdayを祝うため10月28日50マイル(80キロメートル)走にチャレンジ! .........朝1:00時に出発して10時間と10分間走り続け無事ゴールまでたどり着けました!ど早朝から走り始め、日中はカリフォルニアの厳しい太陽が照りつける中、ワガママな計画にお付き合い頂きめちゃくちゃ感謝しております。
途中30マイル地点に朝食の炊き出しに来てくれた妻にも大きな感謝。.....これからの半世紀は「ますます元気で活き活きと」をモットーに皆さまにお返しをする人生を歩んで行きます。これからも宜しくお願いします!
50マイルとは80キロだが、こんな周回コースを10時間も走り続けたようである。
お祝いに友人たちも一緒に走って、娘婿も1周だけは走ったらしいが、それでも結構な距離なのである。
坂井さん、娘婿と確か同い年で、江口さんが二つ上だとか。いずれにしても50歳前半、人生真っ盛りのいい年ごろなのである。
私から言えば、ずっと若い息子と同じような年代なのだが、そんな若い方たちとも何の問題もなく気楽に2時間半も話が続くのが「私の特技」の一つといってもいいのだが、昨夜もそんな楽しい会話のひと時だったのである。
スポーツの話、家族の話、脳の活性化、人生の「運」などなど話題はいろいろだったが、坂井さんからなど突然「座右の銘があるとしたら何ですか?」と質問されたのである。
「座右の銘」と世間でよく言われるような言葉は持ち合わせてはいないのだが、学生時代に朝日新聞で見た緒方竹虎の言葉、
「人の不幸を喜ぶ者は、自らの無力を恥じよ」という言葉が私にとっての「座右の銘」かも知れない。
競争社会の中で、特にレースやスポーツの世界の中で生きてきて、ともすれば「人の不幸を喜ぶ環境」にはしょっちゅう出くわしたのである。その時々に「人の不幸を」喜びたくなる自分を戒めて生きてきたように思う。
晩年というか1990年代からの30年は、Kawasaki. Let the good times roll ! というKawasaki の基本コンセプトに忠実に生きてきたし、定年後は「私に出会う人たちがいい時を過ごせるように」常に心掛けて生きてきた。
そういう意味では、昨夜の2時間半も間違いなく「いい時」が過ごせたのである。
★昨日の話題の中で、びっくりするような話があった。
坂井さんが突然、「金谷秀夫」のことを話し出されたのである。1985年ごろの話だが兵庫県の三田の近くにサーキットを作るような話が合って、その時金谷秀夫に会ったと仰るのである。坂井さんはまだ15歳ぐらいのころだったが、その時の金谷の印象がとてもよかったと、ひとしきり金谷の話になったのである。私はそんな話は知らなかったが、レース場のことだし、平井さんか山本隆君などそんな話知らないのかなと思ったりした。
それにしても、人はいろんな形で繋がるものである。
江口さん、坂井さんのお二人も、普通ではお会いできないお二人なのである。
昨年だったか私のブログなどお読みになっていて、一度お会いしたいと初めてお会いして今年が2回目、もし来年アメリカに来ることがあれば4人で9ホールでも回りましょうと握手してお別れしたのだが、そんな元気なスポーツマンのお二人と話ができて「私も大いに元気を頂いた」のである。
いま、読んでいる「何歳になっても脳は進化する」林成之 という本には「自分より若い人と話をすることで、脳は進化する」と書かれていたので、昨夜の「2時間半の雑談」で私の脳もまた少し進化したかも知れないのである。
いずれにしても「いいひと時、good time」であったことは間違いないのである。