★私がクルマの免許を取ったのは昭和40年(1965)6月のことだから、
もう60年近くにもなる。
当時はまだ車の免許など持ってる人は少なかったし、車を持ってる人も少なかった。
当時私は30歳になったばかりだったが、広告宣伝課を担当し、
カワサキのファクトリーチームのレースマネージメントもやっていて、
全国のモトクロス場や鈴鹿サーキットなどでのレース展開にチームはクルマで移動していたという環境にあったので、
ちょうど娘が産まれて、家内が1か月ほど里帰りをしている間に、自動車学校に入学し免許を取ったのである。
★当時のカワサキのライダーたちは、三橋実・安良岡健・山本隆・歳森康師・梅津次郎・岡部能夫・金谷秀夫・星野一義と錚々たるメンバーだったのだが、
結構な契約金をはずんでいたので、ホンダS600やスカイラインGTBなど、 いいクルマを持ってたし、
私のクルマの運転の初期の先生は彼らライダーたちだったので、
最初からいろいろ高度なテクニックを教えてくれたのである。
当時のクルマは今と違ってみんなマニュアル車だから、なかなかムツカシイのだが、覚えると結構オモシロイのである。
レーステクニックの「ヒール・アンド・トウ」などの足を上手く使わねばならない、そんな高度なテクニックも出来るようになったし、
当時の出来たばかりの鈴鹿サーキットは、1周だけだが誰でもS600でコースを走れたので、何度も鈴鹿を走ったことがある。
★そんなことから「クルマの運転」は好きになったし、
若いころは飛ばしたりもしていたが、結構運もよくて今まで事故は一切ないが、
最初に運転テクニックを教えてくれたライダーたちの助言は、
「サーキットを速く走る」だけではなくて「安全に走る」と言う要素もいっぱいあって、
●ブレーキは直線で、
●ブレーキを踏む時はバックミラーを見る
●カーブはスローイン、ファーストアウトで、ブレーキではなくアクセルなのである。
こんな基本が確りと身についていて、一般道路でも非常に有益だと思っている。
カワサキでの現役時代は二輪事業を担当したこともあって、
販売店訪問など業務でクルマを運転する機会も多く、
日本は全県、自分でクルマを運転しているのでいろんな道も知ってるし、
海外でも「海外免許」で、いろんな国をレンタカーで自分で運転して、
こんな国々の道を自分で運転して走り回った経験がある。
アメリカ・カナダ・タイ・マレーシア・インドネシア・イギリス・ドイツ・オランダ・フランス・スイス・オーストラリアなど。
ヨーロッパでは国をまたいで移動したりもしたし、アフリカのナイジェリアの道も知っている。
★夫々の国でのいろんな経験は貴重だし結構面白かったので、
ブログに「私の運転歴」と言うカテゴリーを新しく創って、いろんな私の「運転歴」を紹介してみようかなと思っている。
私は20歳から毎日日記を書いているので、
どこの県、どこの国をいつどのように走ったのかは、日記を読み返すと正確に解るのである。
最近は毎日が同じことの繰り返しで、私の「雑感日記」もその話題に困ることもあるので、
そんな時は「私の運転歴」と言うカテゴリーで、いろんなことをご紹介してみようかなと思っている。
そう言う意味では「クルマの運転」は私の人生の宝物でもある。
90歳になったが、毎日「クルマの運転」をしない日はない。
「運転」はまだまだ大丈夫だと思っているが、昨今はまさに「安全運転」なのである。
いろんなことをご紹介できる思うので、楽しみにしてください。
先ずは新しいカテゴリー「私の運転歴」の第1号である。